【Live動画あり】キラウエア火山噴火の現在の状況

【Live動画あり】キラウエア火山噴火の現在の状況

参照:BBC

キラウエア火山噴火。活発的な活動が続き、危険レベルが引き上げ

ハワイ現地時間、5月3日に始まったハワイ島、キラウエア火山の噴火。
翌日には、マグニチュード6.9の地震にも見舞われております。
現在非常事態宣言がされ、危険レベルは「レッド」まで引き上げられ、今後も大規模噴火の恐れがあると警告されています。

噴火して1カ月以上経つ現在でも、依然として小規模な地震をはじめ、マグニチュード5以上の地震も継続的に続いております。
長期化による観光業への影響が懸念されています。
地面には複数の亀裂が入り、溶岩が道路や住宅街にも流れ出し、さらに継続的に溶岩流噴出を繰り返すなど、危険な状態が続いています。
現在、最も活発な「亀裂8」からの溶岩流は、カポホ湾に流入し続けており、「レイズ」と呼ばれる、溶岩と海水が接触する際に発生する火山性ガスが発生しています。
噴火の際に飛ぶ噴石は巨大と言われており、半径800mほどの範囲内に落ちてくると予想されているため、安易にプナエリア周辺へ訪れるのは避ける必要があります。
これまでに数百棟の建物が破壊され、引き続き多くの家屋が危険にさらさており、2,500人以上の方が避難をされております。
避難されている方々のために集まった100名以上のボランティアの方々が、政府より早く動き出し、仮設住宅を建設しています。基本的にのんびりなハワイアンですが、大工さんや電気技師など、それぞれが持つスキルを使って、ものすごいスピードで建設。建材も全て寄付によるもので、ハワイアンのコミュニティ力の高さが伺われます。

火山噴火による現在の状況


参照:All Hawaii

ハワイ現地時間5月17日早朝、18日深夜に、大噴火した火口と同じところから再度噴火があるなど、さらに噴火は拡大しております。
一方で、6月13日から、一時的に取りやめになっていたクルーズ船が再びヒロ港に寄港することになりました。
キラウエア火山周辺では、大気中に有害物質の二酸化硫黄が、超危険レベルの高濃度で発生しており、この二酸化硫黄を吸ってしまうと、鼻や喉が火傷し、呼吸困難などの影響がでてしまいます。
噴煙の動きが確認できるマップで見ると、ハワイ島の真ん中まで高濃度の亜硫酸ガスが広がっています。
風の動きにも注意が必要です。


参照:All Hawaii

心配すべきなのは亜硫酸ガスだけではありません。
ガスによる酸性雨にも注意が必要です。
雨が降ったら、建物の中へ避難してください。
キラウエアの溶岩湖に岩盤が剥がれ落ち、噴煙が一気に立ち上ると同時に灰が降り注ぎました。
降灰が続き、灰が電線などにたまっていくと、インシュレーターがショートを起こし、停電になる恐れがあります。
灯かりや、非常食の準備をするなど、災害対策が必要です。

被害は、バケーションレンタルのホテルや蘭農園、パパイヤ農園など広範囲におよび、多くの人は仕事が失われるなど、雇用問題も発生しております。

ハワイ島への観光は避けた方が良いの?現在の観光への影響


参照:BBC

ハワイ島内全空港は通常通り開港しているので、ハワイ島への旅行は行くことが可能です。気管支や肺が弱い方は、万が一の時に備え、抗アレルギー剤を常備しておくと良いでしょう。
但し、ハワイ島東南部エリアへ観光を予定されている方は、行き先の変更をご検討される方が良いでしょう。
現在、日本人観光客も多く訪れる「ハワイ火山国立公園」が閉鎖されるなど、観光への影響もでています。
プナエリアのバケーションレンタル、B&Bなどの宿泊施設は全てクローズされていますので、宿泊を予定されていた方は、旅行会社等へお問い合わせください。

キラウエア火山の最新情報は、下記の各サイトをご参照ください

ハワイ郡防災情報
ハワイ郡噴火地図
ハワイ火山観測所 /米国地質調査所
火山最新情報
SO2 測定地図/ハワイ州保健局
大気品質調査/エアーナウ
ハワイ州保健局関連各機関合同火山霧情報ダッシュボード

観光関連最新情報/ハワイ・ツーリズム・オーソリティ

お電話でのお問合せ/ハワイ州観光局(03-5213-4643)

オアフ島内では、今回のキラウエア火山噴火の募金を様々な箇所で行われております。
「Foodland」では、募金したい金額をレジの方へ伝えるだけで募金を受け付けてくれます。
金額は「$5、$10、$20」から選択ができます。
ハワイへ行かれる際は、ぜひ募金活動にご協力をしてみてはいかがでしょうか。

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