【ハワイを楽しむ50の方法】Vol.2 神に捧げるフラの魅力を体感する

【ハワイを楽しむ50の方法】Vol.2 神に捧げるフラの魅力を体感する

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伝説によれば、フラの起源はヒイアカとラカというふたりの女神だとされている。ヒイアカが姉の女神ペレのために踊ったのがはじまりだとも、ラカが古代ハワイ人にフラを教えたともいわれている。もともとハワイの人々にとって、フラは神聖なもの。自然を敬い、神々を崇め、踊りとともに祈りを捧げる―それがフラ。古代ハワイには文字がなく、文化を伝えるためにもフラは重要な役割を担っていたのである。

ところが、19世紀になりアメリカ人宣教師がやってくると、異教徒の踊りとしてフラは禁止されてしまう。それが今のように復活できたのは、ハワイの伝統文化復興に尽力したカラカウア王のおかげ。今ではその功績を称え、毎年ハワイ島で開催される世界最大のフラ・フェスティバルには、「メリー・モナーク(陽気な王様)」というカラカウア王の愛称がつけられている。

現在、フラは古代フラのフラ・カヒコと、現代的なフラ・アウアナに大きく分けて演じられている。カヒコはイプやパフなど打楽器の演奏に合わせて踊るもの。アウアナは宗教的な意味はなくなり、ウクレレなども用い、より華やかに踊られる。一時、古代のカヒコは廃れていたのだが、1980年代のハワイアン・ルネッサンス運動を機に復活。以来、再興と継承を目指し子供たちへのフラ教育にも力が注がれるようになった。

今、フラは日本でもファンが多くレッスンに通う人も少なくない。少しでも興味を抱いたなら、伝統の地でさわりだけでも体験してみてはいかがだろうか。たとえば、ロイヤル・ハワイアン・センターでは無料のフラ・レッスンを開催。クム・フラ(フラの指導者)が基本のステップや踊りを指導してくれる。フラの動作にはそれぞれ意味があり、太陽や海、花などを表現する。そのためチャント(詠唱)を理解していないと、正しく踊れないともいわれる。フラが持っている意味に触れれば触れるほど、フラの魅力は増してくるはずだ。