ハレイワアートフェスティバルで個人的に気になった新鋭アーチスト

ハレイワアートフェスティバルで個人的に気になった新鋭アーチスト

毎年、ノースショアのハレイワコミュニティパークで開催されているハレイワアートフェスティバル。私が以前、ラジオ番組を担当していた頃からいつも注目していたフェスティバルで、毎年のように通っていました。

このアートフェスティバルの公式ポスターの絵を担当するアーチストが、必ずといっていいほどブレイクし、今となっては超有名なヘザー・ブラウンもこのアートフェスティバル出身です。数々の人気アーチストがこのフェスティバルから羽ばたいていき、日本でも大変有名になっていきました。

今年21回目を迎えるこのイベントは、「地元の学校やコミュニティー活動を通してアートや文化の教育をより多くの人達に広めていく」という目的のもと活動している非営利団体が運営しています。今回は、今年のフェスで私がピン! ときたアーチストをピックアップしました。

ターゲットの壁絵でブレイクしたクリス後藤さんのキュートなサーファーガールアート!

漫画家になろうと思っていたというクリス後藤さんは、日本生まれで香港やニュージーランドで育ったグローバルな女性。2006年にハワイに移住し、海をモチーフにした不思議な絵のスタイルが人気を博し、アラモアナにある百貨店『ターゲット』の壁絵を担当しました。飛んでいるスパムむすびの絵が印象的です。作品によってはちょっとキモカワいい感じの絵がとても魅力的なクリスさんが、今年のハレイワアートフェスティバルに参加。会場の中心付近にあるブースはたくさんの人たちで賑わっていて、その注目度ぶりがうかがえました。

会場では特製パレオも販売していてよく売れていました。私もいくつか絵を購入しましたが、お気に入りは花に埋もれている女の子や、お花のレイをした鯨の絵です。

インテリアデザイナーとしてのバックグラウンドを持つリアンナ・ウォルフの描くオーシャン

建築デザインやインテリアデザインの勉強をし、サンディエゴのアートスクールを首席で卒業したリアンナさんは、もともとインテリアデザイナーとしてお家のデザインプロジェクトなどに関わっていました。しかし、仕事をしているうちに家のイメージにあった絵画の需要を感じ、ストレスが解消できて落ち着く絵を自分で描きたいと思うようになったそうです。それがきっかけで、もともと小さな頃から勉強していた絵を本業として描くように。今もデザイナーとアーチスト業を両立させており、その関係もあって、彼女は、新しい家や建築物の雰囲気にあった絵を描いて提供するプロジェクトに多く参加しています。そんな彼女の描く絵は本当に癒される海の絵ばかり。

水の色はターコイズブルーで美しく、光もまるで本当の光が差し込んでいるようなリアルさ。会場でも、その海の絵をあちこちに使ったお部屋のようなブースを展示していて、さすがインテリアデザイナー! と思わせるようなとてもセンスの良いレイアウトでした。みんなも思わず立ち寄ってリラックス。私も彼女の絵に囲まれたお家に住んでみたいと思ったほど素敵でした。

http://leannasart.com

じっくり見つけたいハレイワアートフェスティバルの掘り出し物

今年のハレイワアートフェスティバルには、さまざまなアーチストが参加していて、過去にハレイワアートフェスティバルでブレイクしたコリーン・ウィルコックスなど、もはやサーフアートのベテランとなったアーチストや、海をテーマにした家具を作っている人などが作品を展示&販売していました。

一時期は、クラーク・リトル、サーフアートのヘザー・ブラウンや、キャット・リーダー、クリスティ・シンなどスター的アーチストのブースが一気に並ぶようなこともありましたが、今年はもう少しグラスルーツ的に頑張っているアーチストの作品も混ぜて、ほどよくフィーチャーされていたような気がします。
ハレイワアートフェスティバルは、毎年大変暑い7月に開催されるので、みなさん汗だくになっていましたが、少し日陰に入れば気持ちいいし、会場では出店やマッサージコーナーなどもあります。

じっくりゆっくり見てまわると、まだ日本では知られていない素敵なアートに巡り会えること間違いなしです。まだ行ったことがないという方は、ぜひ1度行ってみては?

ハレイワアーツフェスティバル/Hale’iwa Arts Fesstival アクセス+店舗情報

ハレイワアーツフェスティバル/Hale’iwa Arts Fesstival

住所:
P.O Box 1141 Hale’iwa, HI 96712
電話番号:
808-637-2277
URL:
http://haleiwaartsfestival.org

関連する記事