5月1日は「レイ・デイ」!オアフ島に伝わるレイの伝説とは?
5月1日は、日本でもメイ・デイ(労働者の祭典)として知られていますが、ハワイでは、レイ・デイとも言われています。
今回は、レイ・デイと、オアフ島に伝わるレイのお話をご紹介します。
メイ・デイはレイ・デイ
5月1日は、ハワイのレイ文化をお祝いする日レイ・デイと言われています。
オアフ島ワイキキの東にあるカピオラニ公園では、毎年「レイ・デイ・セレブレーション」というイベントが開催されています。
ハワイ中のレイ・メイカーが腕を競い合うレイ・コンテストは、必見!
作品が一般公開されると、長蛇の列が出来ることも。
その他にも、ハワイ語やフラ、レイメイキングの技術など、厳しい審査によって選ばれる「レイ・クイーン&プリンセスの任命式」は人気となっています。
レイ・メイキングなどのワークショップ、フラやライブ演奏などもあります。
なぜ、レイ・デイが5月1日なのかというと、「メイ・デイはレイ・デイ」という語呂合わせで決まったとか!?
この時期にワイキキ付近に滞在されている方は、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
オアフ島エヴァ地区に伝わるレイの伝説
オアフ島のエヴァ地区に古くから伝わるお話です。
昔、この地区の酋長の娘が海へ泳ぎに向かう途中で、オレンジ色のきれいなコウのお花のレイを身に付けた老婆に出会いました。
どうしても、そのレイが欲しくなった娘は老婆に頼みますが、自分で作りなさいと断られてしまいます。
諦めきれない娘は、何とか手に入れようと悪だくみをして、しつこくつきまといます。
怒った老婆は、サメたちを呼んで、娘をエサにして食べさせてしまいました。
この伝説から、エヴァ地区の人はコウのお花のレイは身に付けなくなったと言われています。
レイをもらったら
ハワイでは、レイを贈られたら断ってはいけません。また、贈ってくれた相手の目の前で外すのも、他の人にあげるのも失礼な行為だとされています。
レイを贈るというのは、感謝や祝福など、作り手の思いが込められているからです。レイ作りは、根気のいる大変な作業です。生半可な気持ちでは贈れないのです。
ただ、妊婦さんは、輪になったレイを断わっても大丈夫。赤ちゃんにへその緒が絡まると信じられているからです。
その場合は、オープンレイといって、輪になっていない1本のレイが贈られることが多いです。
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