【ハワイ旅行前要チェック】知らなかった法律違反も!?ハワイの動物に関する決まりをもう一度確認しておこう
豊かな自然に恵まれたハワイには日本では会えないような可愛らしい動物がたくさんいます。
今回はハワイへ旅行したときに、それらの動物とどのように接したらよいのか、ハワイの動物に関する決まりなどをもう一度確認してみましょう。
ハワイアンモンクシールに触れる動画をSNSにアップして炎上と罰金
アメリカ本土からの観光客が戻りつつあり賑わいを取り戻したハワイ。
カウアイ島を訪問中だったルイジアナ州在住のカップルが、海岸で日光浴していたハワイアンモンクシール(アザラシ)に触れる様子を撮影し、SNSにアップしました。
この動画は公開した7月12日に再生回数あっという間に3万7千回を超え拡散。
カップルのSNSは批判や非難のコメントで炎上し、コメントの中には脅迫のメッセージもあったそうです。
カップルは「ハワイを愛し、ハワイの文化も尊重しています。ハワイアンモンクシールに触れることが違法行為だとは知りませんでした。」と謝罪しました。
カップルには罰金が科せられましたが、このようなことにならないようにハワイの動物に関する決まりを詳しく確認していきましょう。
海洋生物によって観察できる距離が決められている
最初にビーチや海の中で出会うことの多いハワイの海洋生物についてです。
今回話題になった「ハワイアンモンクシール」ですが、ビーチで出会った際には50ヤード、約45メートル以上離れて観察することと決められています。
またハワイのビーチでは甲羅干しをしている「ホヌ(アオウミガメ)」もよく見かけることがあります。
この場合は少なくとも10フィート(約3メートル)は距離をとることが必要で、見学する時間は30分以内。
もちろんホヌに乗ろうとすることは厳禁ですし、ハワイアンモンクシールなど他の動物と同じように餌付けすることも禁止されています。
また海の中でホヌに出会ってしまったら、慌てずに距離をとってください。
同じように海中で出会うことが多いのが「ハシナガイルカ」ですが、近づいて泳ぐことは禁止されており、最低50ヤード(約45メートル)以上距離を取らなければなりません。
冬になるとハワイにやってくるザトウクジラも100ヤード(約91メートル)以上の距離を取ることが決められています。
違反すると禁固刑、または罰金刑が科せられますので、これらの動物を見かけたときには定められた間隔を取って写真を撮ったり観察したりしてください。
街中や公園にいる鳥に餌を与えると罰金または禁固刑!?
ハワイの公園や街中ではカージナルやチョウショウバトなど、日本にはいない可愛らしい鳥をよく見かけます。
ついついエサをあげたくなってしまうかもしれませんが、ちょっと待ってください。
ホノルル市では、「It is illegal to feed birds in this park (この公園で鳥にエサをあげるのは禁止)」という看板がある場所では、鳥にエサをあげることが禁じられています。
これは食べ物の与えすぎが過剰繁殖の原因になり、生態系の破壊につながる可能性があるという理由で条例により定められたもの。
これに違反した場合最低$500の罰金、または禁固刑になることもあるので、気をつけてくださいね。
動物に関するルールも日本とは大きく違うハワイ。
ハワイアンモンクシールに触れたルイジアナ州のカップルのように「知らなかった」ではすみません。
次回ハワイ旅行の際にハワイから楽しい気持ちのまま帰国できるよう、この機会に動物に関するものはもちろん、すべてのハワイのルールをもう一度確認しましょう。