ハワイ旅行の必需品ESTAの申請料金が値上げに!

ハワイ旅行の必需品ESTAの申請料金が値上げに!

ハワイをはじめとするアメリカ合衆国に旅行する際に必要となるESTA(Electronic System for Travel Authorization)。今回はこの度発表されたその申請料金の値上げと、ESTA取得時の注意点についてご紹介します。

ハワイ旅行に必要なESTAとは

「ESTA」を説明する前に、まずビザ免除プログラム「VWP(Visa Waiver Program)」についてお話しします。

ビザ免除プログラムは日本など特定の国籍を持つ旅行者が短期の商用や観光でアメリカに渡航する場合、有効なパスポートや、往復または次の目的地までの航空券などを持っていれば、ビザ無しで90日以内の滞在が可能になるプログラムのことです。

今回取り上げるESTAはVWPの一環で、短期間のアメリカ渡航に必要な入国審査制度のことです。

ESTAはアメリカ出発の72時間前までの申請が必要で、いくつかの質問に答えることでアメリカに渡航する適格性が判定されます。

原則的に1度取得すると認証日から2年間が有効期間で、有効期間内にパスポートの有効期限が切れる場合、ESTAも失効となります。

申請は専用ウェブサイト「ESTA Online Center(https://esta-center.com/)」から、24時間申し込みが可能です。

ESTA申請料金が値上げに

creditcard

ESTAを申請する際には申請料を支払う必要があり、利用できるのはクレジットカードのみとなっています。

2010年9月より申請料は$14ドル(約1780円、$1=127円換算)に設定されていましたが、2018年と2020年に成立した法律に基づいて値上げされました。

$21(約2670円)へと値上げとなった申請料は2022年5月26日から適用されており、2027年まで継続されることになっています。

今回の値上げによって、ESTA料金のうち、アメリカへの観光客誘致のためのプロモーションに割り当てられる額が、従来の$10から$17へと引き上げられることになり、残りの$4は運用費となっています。

ESTA取得時の注意点

ESTAの申請は難しいものではありません。

公式サイトは日本語にも対応しているので、英語が得意では無い方にも分かりやすいものになっています。

ネット上にはESTAの申請代行業者もありますが、業者によっては高額な申請料を請求されることもあり、場合によっては詐欺サイトということもあるので注意が必要です。

専用ウェブサイトから申請すれば手数料も規定された額で済みますし、取得できるまでの期間も早いと思われます。

ESTAは認証が完了していないとハワイへ渡航できなくなる可能性があるので、ハワイ旅行が決まったら、出発までに余裕を持って申請を終えるようにしておきましょう。

申請の際には確認の為の画面が表示されますが、スクリーンショットしておくなどして申請情報を控えておくことをお勧めします。

また、無事にESTAの申請が通り、渡航認証許可が下りた場合にも、スクリーンショットなどで残しておき、旅行時に印刷したものを持って行くと、空港でのチェックインの時などに大変便利です。

ESTAの申請はパソコンだけでなく、スマホやタブレットからも可能です。申請の際には手元にパスポートとクレジットカード、さらに宿泊するホテルの情報などを用意しておくとスムーズに申請することができます。

K@z
著者:K@z
LaniLaniでまとめ記事の執筆を担当しているフリーランス・ライターです。
毎年ハワイに渡るようになって、もう少しで10年目。
これまでの旅の経験や、まとめ記事では書けなかったこと。
ワークショップやカルチャーセンターで習ったウクレレやラウハラ編み、
ハワイアンキルトなどに関することも発信出来ればと考えています。
ハワイの画像のみをアップしているInstagramも更新中。

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