ノースショアでも誕生のニュース!ハワイアンモンクシールのママ達の実態

ノースショアでも誕生のニュース!ハワイアンモンクシールのママ達の実態

参照:@hawaiimarineanimalresponse

ハワイ諸島にのみ生息しているハワイアンモンクシール。
愛らしい姿で人々を魅了するモンクシールたち、実はハワイの絶滅危惧種に指定されているのです。
けれども嬉しいことに、ハワイアンモンクシールの数が少しずつ増え、最近ではハワイアンモンクシールのママ達が、ビーチで子育てをがんばる姿がニュースにもなっています。
今回は、そんなハワイアンモンクシールの誕生とモンクシールママ達の姿をお話します。

ノースショアでモンクシール誕生!

2022年8月3日、オアフ島ノースショアで、ハワイアンモンクシールの赤ちゃんが誕生しました。

出産したママモンクシールの名前はライトスポット。
そして今回生まれた赤ちゃんはPO9と呼ばれています。

これは、「Pop Oahu 9」の略。
イヌ科の動物やアザラシの子と言う意味の「Pop」が、オアフ島で9番目に生まれたという意味です。

ハワイアンモンクシールは、出産時には自分が生まれたビーチに戻ってくることも多いのですが、今回ライトスポットが出産を選んだのは自分が生まれたモロカイ島ではなく、オアフ島でした。
授乳や子育てをする約5~7週間は、ノースショアに滞在するのではないかと言われています。

これからすくすくと育つ姿を楽しみにしていきたいです。

カイマナビーチで誕生したモンクシールベビーは今

ライトスポットが出産する少し前の2022年7月9日、ハワイアンモンクシールのロッキーがオアフ島ワイキキエリアのカイマナビーチで出産をしました。

このモンクシールベビーはPO8。
つまり、ノースショアで生まれたPO9のひとつ前に生まれたということです。

PO8は後に「コアラ二」という名前が付けられました。
コアラニは誕生後しばらくの間カイマナビーチで母親と生活をしていましたが、このビーチは旅行者など人の多いワイキキにあります。
コアラ二を野生化させるため自然のより多い場所に移すことが決まり、離乳後コアラ二がひとり立ちする姿を確認した後オアフ島内の別の場所に移送されました。

現在はコアラ二の生活を守るため、どこにいるかは公表されていません。
Hawaii Marine Animal Response によると、コアラニは新しい場所で泳ぎまわったり昼寝をしたりと、引っ越し先に少しずつ慣れてきていることを発表しています。

ハワイアンモンクシールのママ達の実態とは

絶滅危惧種に指定されているハワイアンモンクシール。
最近はその数が増えているということです。

ハワイアンモンクシールのメスは、5歳ごろに初産をし、2年に1度もしくは1年に1度子どもを出産します。

ノースショアで生まれたPO9そしてカイマナビーチで生まれたコアラニは、どちらもそれぞれのママから14番目に生まれたベビーだということです。

どちらのママも14回出産し子育てをしているのですね!
1人の子どもを産み育てるだけでも大変なのに、モンクシールママ達たくさんの子どもを産み育て、そのパワフルな姿に憧れます。

子育て中のモンクシールママは、子どもを守るのに必死です。
自然界には危険がたくさんありますものね。
そのため、いつもより攻撃的になりやすいと言われています。

カイマナビーチで出産したロッキーが、沖合を泳ぐ女性を攻撃したというニュースがありました。
人間もハワイアンモンクシールも、大切な子どもを守る気持ちは同じなのだなと感じます。

▶ ネコなのイヌなの?ハワイのアザラシ「モンクシール」|LaniLani

▶ 嬉しいニュース!ハワイでモンクシールの数が増加♪|LaniLani

のんびりと昼寝をする姿がかわいらしいハワイアンモンクシール。
ベビー誕生のニュースは私たちを温かい気持ちにさせてくれます。
ハワイでモンクシールの親子を見つけたら、距離を置きそっと見守っていきたいですね。
これからもたくさんのモンクシールベビーたちが生まれ、育っていきますように。

mitsuko
著者:mitsuko
子供の頃に家族で旅行をして以来、ハワイにずっと恋しています。
alohaな人と空気はここでしか出会えません。
毎年の渡ハでは、女子旅、ひとり旅、2泊の弾丸旅など毎回何か新しい発見を求めています。
王道からひと味違う旅まで、素敵な時間を過ごせるお手伝いができれば嬉しいです。

関連する記事