ハワイのホヌ(ウミガメ)についてもっと知ろう!最新ニュースや噂についてご紹介
COVID-19(新型コロナウイルス)により、未だ私たちはいろいろな影響を受けています。
そんな中、ハワイを含め各地で観光客が激減したため、ゴミが減り水質が良くなったといわれています。今回はハワイのホヌ(ウミガメ)のニュースをいくつか耳にしましたのでご紹介します。
産卵のためのビーチ閉鎖
ハワイ語でホヌ(honu)と呼ばれる、ハワイのアオウミガメも産卵期。
今年はステイホームのため閉鎖になっていたビーチもあり、ウミガメにとっては安心して産卵できる機会となりました。
オアフ島のベローズビーチでは、今回初めてウミガメの産卵が確認されたため、9月のレイバー・デイまでウミガメ保護のために閉鎖することが決まりました。
違法なオフロード走行など、ウミガメの巣作りや孵化に悪影響がないように専門家を交えて卵を見守るようです。
ハワイのアオウミガメも絶滅危惧種なので、たとえビーチで見つけたとしても、普段から2メートル以内に立ち寄り禁止、もちろん触れても餌付けもいけません。
罰金が課せられますので、もし旅行中に見つけた際は気を付けてくださいね。
ホヌについての噂あれこれ
ハワイのウミガメについて調べていると、「海の守り神」や「神聖な生き物」、「幸運を運んでくれる」など、中には「サメから守ってくれる」というような言葉を目にしました。
どれも間違ってはいませんが、少しニュアンスが違うかも。
ハワイの守り神の中に、「アウマクア」と呼ばれるものがあります。
それは自分の家の先祖が姿を変えて子孫を助けてくれる、という考え方。
その家系により、ご先祖様達が変身できる姿がホヌの家もあればマノ(サメ)の家もありと、様々なパターンがあります。
なので、ホヌは全ての人の守り神な訳ではありません。
ホヌに限らず生き物は全て神聖なので、「神聖な生き物」は間違いないですが、特にカメは王族の食料としても貴重でした。
王族は神の子孫と考えられていたので、その方々の食料はやっぱり神聖な訳ですね。
「幸運を運ぶ」のは、乱獲で絶滅危惧種になってしまい一時は見つけることが難しく、ホヌをたまたま発見できればラッキーと考えたからかもしれません。
そんなホヌですが、いまではグッズやキャラクターとして、ホヌのデザインはハワイらしさを表してくれるもの。
ご利益なんてなくても、それはそれで素晴らしいと思います。
ホヌ空を跳ぶ
キャラクターとしてのホヌで話題になったのが、2019年春にデビューした全日空のホノルル線エアバスA380型機、通称「フライング・ホヌ」。
残念ながら、新型コロナウイルスの影響で今年3月から運休しています。
運航の見通しは今のところ立っておりませんが、6月22日に定期的な安全性確認のため3ヶ月ぶりに飛行しました。
成田空港一周のたった26分間飛行でしたが、フライング・ホヌ機が笑顔に見えました。
それもそのはず、22日の飛行は3機ある中のエメラルドグリーン色をした2号機でなんとお顔がスマイルなのです。
翌日23日はCMでもお馴染みの正面を向いた顔をしたブルーの1号機も40分のテスト飛行を行いました。
オレンジ色でまつげのある3号機はまだ日本にはお目見えしていないようですが、
ハワイ旅が解禁になったら3機で活躍してくれることでしょう。
世界のウミガメ情報
タイでは30頭程のジュゴンの群れが確認され、ドローンで撮影がニュースになりましたが、同じタイの南部プーケットで世界最大級のウミガメであるオサガメの産卵も確認されました。
砂浜にはオサガメの巣が11箇所も発見されて、これは過去20年間で最多だそうです。
また、沖縄でも2年ぶりにウミガメの産卵が恩納村の仲泊海岸で確認されました。
卵は124個。保護活動をされている方々が毎日ゴミ拾いやパトロールをして卵を守っています。
そして、こちらもニュース映像でご覧になった方も多いことでしょう。
世界最大のサンゴ礁を誇るオーストラリアのグレートバリアリーフにアオウミガメが産卵に訪れました。
その数は約6万4000匹と、圧巻です。
現在、全てのウミガメの種は絶滅危惧種となっています。
それぞれ無事に孵化して、海に帰って欲しいですね。
6月25日のハワイ州知事の会見では、8月1日からハワイ到着後の14日間隔離措置を、ハワイ出発前の72時間前に抗体検査を行い陰性なら免除、という方針を発表しました。
8月にはハワイは行けるといいなと思います。