セント・アンドリュース大聖堂のステンドガラスに注目!ドラマティックな体験をしてみて
ハワイウェディングで教会といえば、豪華なステンドグラスの教会。
セント・アンドリュース大聖堂が真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。
あこがれの教会が、挙式が行われていない時に見学ができるのはご存じですか?
史跡の集まるダウンタウン
ダウンタウンの一角に、「Hawaii Capital Historic District (ハワイ州都歴史地区)」と呼ばれアメリカ合衆国国家歴史登録財に指定されている区域があります。
カメハメハ大王像やイオラニ宮殿などハワイの王政を築いた歴史的建造物が立ち並んでおり、
そのどれもがストーリーに溢れ、厳かな雰囲気を醸しているので、街歩きしているだけで背筋が自然と伸びるような気持ちになります。
旧ハワイ州知事邸の隣、クイーン・エマ通りに位置する、その文化財のひとつが1958年に完成したセント・アンドリュース教会です。
セント・アンドリュース大聖堂の歴史
セント・アンドリュース大聖堂は、ハワイ王室と関わりの深い由緒正しいパブリック教会です。
現在のこの教会の姿になるまでおよそ100年もの歳月がかかり、王室の様々な思いを込めて造られた教会として有名です。
敷地内に一歩足を踏みいれると、英国にいるのかと錯覚させられるほど荘厳な雰囲気を漂わせた、南国ではめずしい総石造りのフレンチ・ゴシック様式となっています。
ハワイがまだ王政だった19世紀頃。
教会前のクイーン・エマ通り、その名前の主であるエマ王妃とカメハメハ4世によってこの教会が建てられました。
当時イギリス王室との親交が深く、このセント・アンドリュース大聖堂もカメハメハ四世が幼少の頃に訪れた英国の教会に感銘を受けたことがきっかけと言われております。
イギリスとの交流の様子は王室の住居であったイオラニ宮殿の調度品などにも表れており、歴史的にも深く関わりがあったことを感じることができます。
1858年カメハメハ四世とエマ王妃の間に王子が誕生し、町中が祝福のムードに包まれたようです。
四世は英国のビクトリア女王に嘆願し、1862年に英国国教会のハワイ教区主教をホノルルに迎え、町の中心部にあった王領を与えます。
しかしアルバート王子は4歳という幼さで亡くなってしまいます。
その15か月後の1863年に四世も他界してしまい、エマ王妃は失意に暮れましたが、
建設途上であったセント・アンドリュース教会やそれに付随する学校の建設など精力的に活動していました。
1886年にこの大聖堂の第一段階は完成するもののその後も建設は続き、1956年ジョン・ウォーリスによってデザインされたハワイ最大のステンドグラスが設置され、1958年教会は完成しました。
ハワイ最大級のステンドクラスは圧巻
中に入り入口を振り返ると、高さ15メートルもある壮大なステンドグラスが目の前に広がります。
細かい技術を施したステンドグラスを通して差し込んでくる光の様子はなんてドラマティック!
息をのむほどの美しさです。
ステンドグラスにはキリストをはじめ、カメハメハ4世とエマ王妃、最後の晩餐などや聖書の数々のストーリーの絵が描かれています。
サーフボートに乗っているキリストが見られるのもハワイならでは!?
敷地内はどこを撮ってもフォトジェニック
敷地内には石造りの回廊や小さな教会も隣接しています。
そのどれもが時を超えた美しさで、どこを切り取っても絵になります。
日本人のハワイ挙式に人気なセント・アンドリュース教会ですが、
挙式の時間以外は解放しており、自由に見学することができます。
日曜日には参加可能なミサが行われているそうです!
ハワイに行くたびに訪れたくなる癒しスポットです。
※ウイルス感染拡大防止のため、上記の見学ツアーが変更される場合がございます。
詳しくはホームページをご確認くださいませ。
The Cathedral of St. Andrew
- 住所:
- 229 Queen Emma Square, Honolulu,
- 電話番号:
- +1 808-524-2822