日差し対策には、この花?パウ・オ・ヒイアカの伝説

日差し対策には、この花?パウ・オ・ヒイアカの伝説

春から夏へと季節が変わる頃になると、気温も上がり、紫外線も強くなりますね。
熱中症対策や紫外線対策のお話も聞こえてくるシーズンです。
常夏の島とも言われているハワイでも、強い日差しには気を付けなければなりません。
今回は、そんな日差しに関係する伝説をご紹介します。

パウ・オ・ヒイアカの伝説


火山の女神ペレのお気に入りの末妹ヒイアカが赤ちゃんだったころのお話です。
ある朝、ペレはヒイアカを連れて、海へ魚捕りに出かけました。(サーフィンに出かけたというお話もあります)
日陰の砂浜のやわらかいところへヒイアカを寝かせて海へ入っていき、長い間、海での作業に夢中になっていました。
気が付くと強い日差しが照り付けています。ペレは慌ててヒイアカを寝かせた砂浜に戻りました。
すると、ヒイアカの上には日陰が覆っていて、すやすやと眠っていました。
つる性の植物が茎をのばしてひさしを作り、ヒイアカを守ってくれていたのです。
その様子が、スカートを広げたようだったので、この植物は「パウ・オ・ヒイアカ(ヒイアカのスカート)」と呼ばれるようになったそうです。

パウ・オ・ヒイアカって?


メキシコや西インド諸島、アフリカなどにも分布するアサガオの仲間で、海岸に近い乾燥地帯に地を這うように低く広がる つる性の植物です。
多年草で、1年中、淡青色の小さなお花を咲かせます。
「ヒイアカのスカート」という名前を持つこの植物ですが、実は、花の大きさは1cmほどです。
花をスカートのように広げても、赤ちゃんを覆うには小さすぎますね。
細長いハート型をしている葉なども使って、日陰を作っていたんでしょうね。
古代ハワイでは、この葉や茎をすりつぶして下剤として使われていたそうです。

見られるポイントはココ


ハワイ諸島では、主要6島のどの島でも見られますが、オアフ島の観光スポットをご紹介します。

カエナ・ポイント州立公園

最西端の岬「カナエ・ポイント」を中心に広がる州立公園。
公演の中には2つのビーチがあり、きれいな海とハワイの風を感じながらお花を眺めるのもおすすめです。
カエナ・ポイント州立公園

マカプウ岬

パワースポットでもあるマカプウ岬。
ハイキングコースも設備されているので、オアフの自然を楽しみながらハイキングをしてみるのもいいかもしれません。
マカプウ岬


観光に行かれたら、ぜひ「パウ・オ・ヒイアカ」も探してみてくださいね。

mami(ふぉぎ☆)
著者:mami(ふぉぎ☆)
ホームページ「ハワイアンセラピーMakana aloha」
ブログ「mami(ふぉぎ☆)の小部屋」
ある時、導かれるようにハワイ島旅行へ。
帰国後すぐに出会ったマナ・カードに魅せられ、セラピストへの道を歩き始める。
現在は、愛知県を中心に、マナ・カード、ハワイアンカード、フラワーエッセンス、神話など、ハワイに関わることや 、植物の癒しに関わるセラピーや講座などを行っている。

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