メレカリキマカ!ハワイのクリスマスとは?
ハワイ語で「メリークリスマス」は、「メレカリキマカ(Mele Kalikimaka)」というのをご存じですか?
この記事では、ハワイのクリスマスについてご紹介します。
ハワイの宗教
クリスマスはキリストの生誕祭ですが、ハワイはもともとキリスト教ではありませんでした。
現在のハワイはのんびりした南の島ですが、実は古代ハワイアンはとても厳しい自然条件の中で暮らしていたのです。
コントロールできない自然の脅威は、ハワイアンにとって神そのものでした。
人々は神々の機嫌を損ねないよう、最新の注意を払いながら神々と共に暮らしていました。
18世紀になりハワイに西洋船が寄港するようになっても、ハワイアンは自然の神々とともにありました。
しかし、ハワイ王国カメハメハ大王の逝去後、一転します。
クリスマス祝日宣言
大王の亡くなった翌年の1820年、アメリカからキリスト教宣教師がやってきました。
大王の後をついでカメハメハ2世と3世の摂政になった大王の愛妃「カアフマヌ王女」は宣教師達を保護し、今まで禁止だった「男女同席で食事をする」という事をやってのけたところ、ハワイの神々からは何のお咎めもありませんでした。
決まりを破れば、女神ペレの溶岩が流れると信じていたハワイアン達でしたが何事も起きなかったため、ハワイ古代宗教はキリスト教に取って代わっていったのです。
1862年、ハワイはカメハメハ4世の時代、彼は12月25日をクリスマスの祝日と正式に宣言し、ハワイ王国の祝日となりました。
ハワイのクリスマス
カメハメハ4世と王妃エマのために、兄カメハメハ5世が建てたセント・アンドリュース教会。
日本人の挙式でも人気のこの教会は、ステンドグラスで有名です。
カメハメハ4世、エマ妃、夭逝したアルバート王子と、サーフィンをするキリストのステンドグラスが見られます。
クリスマスイブにはミサも行われるので、足を運んでみるのもいいかも。
キリストもサーフィンをするハワイでは、サンタクロースも海からやってくるようです。
メレカリキマカの次はハッピーニューイヤーですね。
「明けましておめでとう」のことを、ハワイ語では「ハウオリ マカヒキ ホウ/Hauʻoli makahiki hou」と言います。
せっかくですから、「メレカリキマカ」と 「ハウオリ マカヒキ ホウ」をぜひ覚えて、使ってみてくださいね♪
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