悲報!ハワイのマックでサイミンが楽しめなくなる
世界中のマクドナルドの中でハワイのマクドナルドだけでしか販売されていないメニューがあるのをご存じでしょうか。それはハワイのソウルフード「サイミン」です。このハワイのマクドナルド限定メニューサイミンが楽しめなくなってしまうそうです。
ハワイのソウルフード「サイミン」
「サイミン」はハワイのローカルフードのひとつで、ラーメンによく似た食べ物です。
さっぱりとした味が特徴的なスープは、干しエビで出汁をとったもの。
これに小麦粉、卵、コーンスターチを混ぜ合わせた縮れ麺を合わせ、チャーシューやネギ、なるとなどがトッピングされているのが一般的です。
サイミンという名前についてはいろいろな説がありますが、中国広東語の「細い(小さい)麺」を意味する(細麺)からという説が広く知られています。
ルーツに関しても、日系人発祥、中国移民からなどいろいろな説がありますが、移民時代にハワイで誕生した食べ物だということは間違いないようです。
ハワイにはこのサイミンを提供する専門店がいくつもあり、創業70年を超えるカウアイ島の「ハムラ・サイミン」をはじめ、1956年創業の「ブルバード・サイミン」の味を受け継ぐ「タナカ・サイミン」などの名店も。
また、ジッピーズなどハワイのファミリーレストランでも気軽に味わうことができる料理として、ロコはもちろん観光客にも人気のある食べ物です。
ハワイのマックのサイミンが販売終了に
サイミンはマクドナルドのメニュー表ではサイドメニューに表記されていて、ハンバーガーにかぶりつきながらカップに入ったサイミンをすするというのがロコ定番の食べ方。
お店に備え付けられているアロハ醤油や塩、ペッパーなどで自分好みの味付けにして楽しんでいます。
ところが、ハワイのマクドナルドが、限定メニューであるサイミンの販売を中止することを発表しました。
販売終了の理由と復活の可能性
今回のサイミン提供中止の理由として、過去40年間にわたってマクドナルドにサイミンを提供してきたサプライヤーが閉店したためと発表。
このサプライヤーといわれるのが麺をはじめとする食品を製造販売してきたハワイの地元企業「オカハラサイミン」。
2022年5月、従業員の定年退職にともない、90年の歴史に幕を下ろしました。
マクドナルドでは、今の時点で他のサプライヤーから提供を受ける計画はないとしていますが、今後、サプライヤーの目処が立てばサイミンの販売を復活させることもあるとしています。
ファーストフード店で気軽に楽しめ、味も美味しいとローカル達の間で評判だったハワイのマクドナルド限定メニューのサイミン。
あの味が楽しめなくなることはとても残念ですが、新しいサプライヤーが見つかって、サイミンが再販売されることを祈りたいと思います。