ロコモコ発祥の地?ハワイ島のカフェ100

ロコモコ発祥の地?ハワイ島のカフェ100

ガーリックシュリンプやスパムむすび、ポケにサイミンなど、ハワイには数多くの美味しいローカルフードがあります。
なかでもロコモコは日本人にも人気があるローカルフードのひとつ。
今回は、ハワイ島にあるロコモコ発祥と言われているお店カフェ100で本場のロコモコをいただいてきました。

ハワイのローカルフード ロコモコ

ロコモコは温かいご飯の上にハンバーグとサニーサイドエッグをのせ、グレービーソースをかけたとてもシンプルなローカルフードです。
ハワイのみならず日本でもメニューに載っているレストランは多く、本来のB級グルメとして手軽に食べられるものから、高級レストランでアレンジされた高価なものまでバラエティに富んでいます。

このロコモコの誕生は1950年頃のこと、ハワイ島のヒロの町の日系レストランというのが最も有力な説です。
おなかをすかせた近隣の学生がレストランを訪れ、「これで何かおなかいっぱいになるものを作って」とポケットにあった¢25を渡して頼んだのがきっかけでした。
レストランの店主はサイミンの容器にご飯をたっぷりと盛り、ハンバーガーのハンバーグとソースをかけ目玉焼きをのせたものを学生に差し出したのがローカルフード ロコモコ誕生の瞬間です。

ロコモコ発祥の地?

ロコモコという名前の由来は、その学生のニックネーム。
彼はフットボールをプレイする学生で、大胆なプレイをすることからクレイジーを意味するスペイン語「ロコ」と呼ばれていました。
これに語呂の良い「モコ」をつけ「ロコモコ」と呼ばれるようになりました。
実は最初にロコモコを作った日系レストランは1949年ハワイ島ヒロにオープンした「リンカーングリル」です。

1964年にロコモコ発祥のレストラン、リンカーングリルが閉店すると、その20年後にカフェ100の店主はロコモコの特許を申請し「ロコモコの誕生の地」と宣伝していました。
このような歴史や、現在ハワイ最古のレストランでもあったことから、カフェ100はリンカーングリルに代わってロコモコ発祥の地と呼ばれるようになりました。

元祖にいちばん近いロコモコの味は

ハワイ島に到着し、エリソン・オニヅカ・コナ国際空港からレンタカーでヒロへ移動。
旅行1日目の夕食にカフェ100へ立ち寄りました。
ロコモコのメニューは15種類ほどありますが、注文したの「チリロコモコ」とハワイアンフードとのコラボレーションメニューの「カルアロコ」。
さらに野菜を食べたかったので「グリルチキンサラダ」の3品を注文しました。

チリロコもカルアロコも真四角で透明なプラスチック容器で、サラダも同じような長方形の入れ物でサーブされます。
店内のイートインスペースでいただきましたが、入れ物のチープさに反比例してその味はとってもリッチ!
チリロコはチーズがトッピングされていてマイルドな辛さ、カルアロコもしっかりと味が染み込んでいてどちらもとても美味しかったです。
次回ヒロに来たら、今度は他のロコモコも食べてみたいと思いました。

ハワイ島ヒロにあるロコモコの老舗店カフェ100は本当の発祥地ではないけれど、その味は立派な「ハワイ伝統の味」。
ハワイ島ヒロへ出かける機会があったらぜひ足を運んでくださいね。

カフェ100/Cafe 100 アクセス+店舗情報

カフェ100/Cafe 100

住所:
969 Kilauea Ave, Hilo,
電話番号:
+1 808-935-8683
営業時間:
06:45~20:00
定休日:
日曜日
URL:
https://cafe100.com/

K@z
著者:K@z
LaniLaniでまとめ記事の執筆を担当しているフリーランス・ライターです。
毎年ハワイに渡るようになって、もう少しで10年目。
これまでの旅の経験や、まとめ記事では書けなかったこと。
ワークショップやカルチャーセンターで習ったウクレレやラウハラ編み、
ハワイアンキルトなどに関することも発信出来ればと考えています。
ハワイの画像のみをアップしているInstagramも更新中。

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