「アロハフライデー」という言葉を耳にしたことはありますか？
ハワイでは、金曜日も元気に仕事や学校に行けるように、この日を「アロハフライデー」と呼んでいます。
この記事では、アロハフライデーとはどんな日なのか、そして旅行者の楽しみ方も含めてご紹介します。

日本のカジュアルデーにも似ている日！？

ハワイでは金曜日のことを「アロハフライデー（Aloha Friday）」と呼んでいます。
この日は多くの会社でアロハシャツやムームー、もしくはカジュアルな服装で出勤できる日なのです。

1960年代の半ば、ハワイ銀行の提案で、仕事の効率を上げるために従業員にアロハシャツの着用を認めたことが発端というお話があります。
常夏のハワイで毎日スーツを着て仕事をしていると、週末には疲れを感じそうですね。
けれども金曜日にはアロハシャツなどを着られると思うと、気分は変わりやる気も戻ってきそうです。

この素敵なアイディアは、後にハワイ中の会社に広まり現在にいたるというわけです。
日本でもカジュアルデーやクールビズを設定し、スーツやネクタイではなくカジュアルな服装で出勤してよいという会社があります。
ハワイのアロハフライデーと似ているようですね。

学校や職場にアロハ！

アロハフライデーには、もうひとつの意味もあります。
それは「学校や職場にアロハ（さようなら）」する日という意味。

アロハは「こんにちは」など出会ったときによく使いますが、別れのあいさつとしても使います。

金曜日はその週の最後の平日です。
「この日が終わると楽しい週末が待っているね！」というワクワクした気持ちが込められているのかもしれません。

1週間がんばった自分たちに、「お疲れ様！」という気持ちと、週末を楽しんでまた来週も元気に過ごそうね、という明るい気持ちを感じられます。

日本では1990年代に流行した「花金（はなきん）」という言葉があります。
またしても日本と似ているような気がしますね。

ハワイ滞在中のアロハフライデーの楽しみ方

金曜日のハワイは、ダウンタウンに足を運ぶとアロハシャツやムームーを着たビジネスパーソンをよく見かけます。
いつもとはちょっと違ったハワイらしい雰囲気があるので、ぜひアロハフライデーを感じに足を運んでみてください。

また、金曜日には旅行者も楽しめるイベントがたくさんあります。
一番のおすすめはヒルトンの花火。
金曜の夜にはヒルトン・ハワイアン・ビレッジから花火が打ちあがります。
ワイキキ方面のビーチやアラモアナのビーチなど、広範囲の場所から花火を楽しめます。

ホテルやレストランなどでは、金曜日にはちょっとしたイベントを開いていることもあります。
気になるお店の情報はチェックしておくと、お得な情報をゲットできるかもしれません。

また、金曜日の飲食店はどこも混雑しています！
仕事や勉強をがんばったローカルたちが、金曜は夜を思い切り楽しむためにレストランやバーに繰り出しています。
おなじみのお店も、金曜日はいつもと違う雰囲気を感じます。
ローカルの方たちのワクワクした気分を一緒に味わいましょう♪

「アロハフライデー」は、週の終わりである金曜日も楽しく過ごしていこうという、ハワイの人たちらしい発想から生まれました。
けれども、日本に住む私たちとも共通する思いがあるのも嬉しいところです。
ハワイでも日本でも、ワクワクする金曜日にしていきましょう！