ハワイ初代国王「カメハメハ大王」ゆかりの観光スポット特集

ハワイ初代国王「カメハメハ大王」ゆかりの観光スポット特集

ハワイを初めて統一したカメハメハ1世は、ハワイで最も有名な歴史上の人物。彼にゆかりのある観光スポットは数多くあるが、今回はその中から代表的なスポットを5つ紹介しよう。

カパアウ・タウンとカメハメハ大王像/Kapaau Town & Statue of King Kamehameha

カメハメハ大王像/Statue of King Kamehameha

ハレー彗星がハワイの上空を通過した1758年頃、カメハメハ1世は、ハワイ島コナのアリイ(酋長)と、ハワイ島アラパイ王の姪 ケクイアポイアの間に生まれ、「パイエア」と名付けられた。パイエアは後に母と別れて暮らすようになるが、それまでの間はこのハワイ島最北端の街「カパアウ」で育った。そのためカメハメハ1(パイエア)が育ったこの街の、ノースコハラ市民センター前に彼の銅像がたてられることになった。

そして、この銅像が実はホノルルにたてられる予定だったにもかかわらず、南米フォークランド沖に沈み、引き上げられたことはよく知られている。ホノルル、さらにヒロの街にたてられている像と異なり、このカパアウの像のみ、着ている衣装にロイヤルカラーと言われる赤と黄色があしらわれている。

像の向かい側にはプレートランチを始めピザやサンドイッチを販売する「キングス・ビュー・カフェ」が営業している。カメハメハ大王像を眺めながら一休みするのも良いだろう。ツアーなども少なく、レンタカーを利用しなければカイルア・コナやヒロなどから少し遠い場所だが、ハワイ島北部をドライブするのなら一度は立ち寄りたいスポットである。

カパアウ・タウンとカメハメハ大王像/Kapaau Town & Statue of King Kamehameha アクセス+店舗情報

カメハメハ大王像/Statue of King Kamehameha

住所:
Akoni Pule Hwy, Kapaau
営業時間:
常時開放
定休日:
無休

 

ワイピオ渓谷/Waipiʻo Valley Lookout

ワイピオ渓谷/Waipiʻo Valley Lookout

ハワイ語で「曲がりくねった水」の意味を持つ「ワイピオ渓谷」。電気も電話も引かれておらず、豊かな緑と澄んだ川に囲まれたこの場所には、100名に満たない住民がタロイモの栽培などをして昔ながらのハワイアンの暮らしを守っている。傾斜がきつく、悪路も多く、保険適用外となるためレンタカーでは渓谷に入ることはできないので、この地を訪れるには、「ワイピオバレー・アートワークス」から出発する「ワイピオ・バレー・シャトル」などを利用して谷底へ降りることになる。

この断崖に守られた深い谷でカメハメハ1世は育ったと伝えられている。アラパイ王のカフナ(預言者)が「空が光を放つ中、1人の戦士が生まれ、全ての島々を征服するであろう」と予言したため、自身の身を案じたアラパイ王が、「パイエア」を殺害するよう命令を出したが、母親のケクイアポイアは、信頼する勇士ナエオレにパイエアを託し、パイエアは彼の子ども達と共にワイピオ渓谷で育てられた。渓谷に暮らすナエオレの支持者達から戦士としての教育も受けた。ハワイでは「孤独の人」と言う意味を持つ「カメハメハ」と言う名は、親から離されて育てられたことに由来する。

ワイピオ渓谷/Waipiʻo Valley Lookout

この谷にまつわる物語は、カメハメハ1世だけではない。この渓谷は古代ハワイでは「アリイ(酋長)(王族)」が住む政治の中心地で、崖の洞窟には歴代の「アリイ(酋長)」が埋葬されていることから「王家の谷」とも呼ばれている。「ワイピオ渓谷」は美しい景色とともに、ハワイの歴史を知る上では欠かせない場所である。

ワイピオ渓谷/Waipiʻo Valley Lookout アクセス+店舗情報

ワイピオ渓谷/Waipiʻo Valley Lookout

住所:
48-5416 Kukuihaele Rd, Honokaa (ワイピオ・バレー・シャトル)
電話番号:
808-775-7121
営業時間:
9:00・11:00・13:00・15:00(ツアー出発時間)
定休日:
日曜
URL:
http://www.waipiovalleyshuttle.com/jp/

 

ナハ・ストーン/Naha Stone

ナハ・ストーン/Naha Stone

「ナハ・ストーン」は古代から伝わる重さ3.5トンあると言われる一枚岩で、ハワイ島ヒロの公立図書館前に置かれている。この石は元々カウアイ島から運ばれた石で、ヒロから近いピイホヌアという丘にあった神殿ピナオに置かれていたと伝えられている。この「ナハ・ストーン」にはハワイ統一を果たしたカメハメハ1世にまつわる神話が伝えられているので紹介しよう。

カメハメハ1世は14歳ですでに身長が180センチ以上ある屈強な青年となっていた。自分の力を証明したいと考えたカメハメハは「ナハ・ストーン」を持ち上げることに挑戦しようと決心した。その石は偉大なカフナ(予言者)が「この石を持ち上げたものは、ハワイの偉大な王になる」と予言した一枚岩。彼が仕えていた叔父のカラニオオプウの許可を得ると、ハワイ島南部のカウから遠路はるばるヒロへと向かった。カメハメハが到着したヒロはちょうどマカヒキ祭(収穫祭)の真っ最中。島中から腕に自信の男が集まり、「ナハ・ストーン」に挑戦したが、誰一人として持ち上げられるものはいなかった。ついにカメハメハの順番となり、多くのアリイ(酋長)やカフナ(予言者)、さらに戦士や民衆が見守る中、彼は見事に持ち上げ、さらにひっくり返したという。

「ナハ・ストーン」の話は口伝えで伝承されたが、石のありかがわからなかった。しかし、ある日民家の裏庭で発見されることとなる。そして、その民家の主人がハワイ州に寄付し、現在の場所へ安置されたという。「ナハ・ストーン」は触れることもできるので、カメハメハ1世のようにチャレンジしてみては。

ナハ・ストーン/Naha Stone アクセス+店舗情報

ナハ・ストーン/Naha Stone

住所:
300 Waianuenue Ave, Hilo
営業時間:
常時開放
定休日:
無休

ヌアヌパリ/Nu‘uanu Pali Lookout

ヌアヌパリ/Nu‘uanu Pali Lookout

ホノルルからカイルアへと抜ける、61号線パリ・ハイウェイの途中にある標高914mの展望台が「ヌアヌパリ」展望台。ハワイ語で「ヌアヌ」は涼しい高台を、「パリ」は崖を意味している。コオラウ山脈がここで切れ、海側から吹く貿易風の通り道になっているため、風が強い場所として有名だ。カネオヘ湾やチャイナマンズ・ハット(モコリイ島)も望めるこの場所は、カメハメハ1世がオアフ島を制圧する戦いがあった場所だ。

カメハメハがハワイ島を統治していた頃、オアフ島、マウイ島で絶大な勢力を誇っていたカヘキリ王が死去。カヘキリ王の実の子カラニクプレと異母弟のカエオエの間で後継争いが起こり、カラニクプレが勝利する。カメハメハはこの隙を突いてマウイ島を手始めに、ラナイ島、カホオラウェ島、モロカイ島と続けて手中にし、オアフ島へと侵攻する。西洋人を戦いの相談役としていたカメハメハは、戦術面や武器で優位に立ち、次々と敵を撃破していった。

ヌアヌパリ/Nu‘uanu Pali Lookout

カラニクプレ軍は劣勢となり山を越えオアフ島の北側に出ようとしたが、カラニクプレ軍が「ヌアヌパリ」に到着すると、カメハメハ軍はすでに大砲用の濠を掘って待機しており、「ヌアヌパリ」の戦いが始まった。今でもこの濠は遺跡として残っている。すでに指揮官を失い、統率の摂れていなかったカラニクプレ軍は、カメハメハ軍の攻撃によって「ヌアヌパリ」から突き落とされ、カメハメハ軍は勝利し、オアフ島を治めると共にハワイを統一した。「ヌアヌパリ」はホノルルからカイルアやラニカイに行くときに立ち寄りたい、絶景ヒストリカルスポットである。

ヌアヌパリ/Nu‘uanu Pali Lookout アクセス+店舗情報

ヌアヌパリ/Nu‘uanu Pali Lookout

住所:
Nuuanu Pali Dr, Kaneohe
営業時間:
4:00~20:00
定休日:
無休

 

LaniLani掲載のSHOP記事

ヌアヌパリ/Nu‘uanu Pali Lookout

アフエナ・ヘイアウ/Ahuena Heiau (Kamakahonu National Historic Landmark)

アフエナ・ヘイアウ/Ahuena Heiau (Kamakahonu National Historic Landmark)

ハワイ島カイルア・コナの「コートヤード・キングカメハメハズ・コナビーチ・ホテル」の脇にあるのが「アフエナ・ヘイアウ」。中に入ることはできないが、無料で見学できる。ヘイアウとは、日本でいえば神社のようなもので、ポリネシア地域に多くみられる神殿の一種。カフナ(予言者)による祈祷や儀式がおこなわれた場所である。

ヘイアウには、戦いの神クーが祭られ人身御供が行われる「ルアキニ・ヘイアウ」、豊穣の神ロノを祭る「マーペレ・ヘイアウ」、罪を犯したものが逃げ込み、一定期間を経て罪を許された「プウホヌア・ヘイアウ」など、目的によって様々なヘイアウがある。「アフエナ・ヘイアウ」は「マーペレ・ヘイアウ」として、またカメハメハ1世の個人的なヘイアウとして建てられ、彼が1819年に死去するまで晩年を過ごした。このヘイアウには3つの建物があるが、それぞれ役割が決まっている。ティーリーフとシダで葺かれた一番大きな建物は「ハレ・マナ」と呼ばれ、カメハメハ1世とカフナ(預言者)の話し合いが行われ、リホリホ(カメハメハ2)の教育が行われた。ハワイの伝統工芸「ラウハラ」でも使われる、ハラで屋根を葺いてあるのが「ハレ・パフ」で、儀式に使う大きな太鼓が保管されていた。

アフエナ・ヘイアウ/Ahuena Heiau (Kamakahonu National Historic Landmark)

とっくりのような形をした白いタワーは「アヌウ」、これはカフナが神のお告げ受けた塔で、それを宣言した場所である。このヘイアウの周りには晩年のカメハメハ大王にゆかりの深い場所がたくさんあり、キング・カメハメハ・ホテルの中にも様々なゆかりの品が展示されている。宿泊しなくとも展示を見られるので、カイルア・コナの街を散歩するのなら、このヘイアウと共に見学してみるのもよいだろう。

アフエナ・ヘイアウ/Ahuena Heiau (Kamakahonu National Historic Landmark) アクセス+店舗情報

アフエナ・ヘイアウ/Ahuena Heiau (Kamakahonu National Historic Landmark)

住所:
Kaahumanu Pl, Kailua-Kona
電話番号:
808-756-0756
営業時間:
常時開放
定休日:
無休

 

カメハメハ1世が生まれた時代、ハワイには文字文化がなく、歴史はすべて口伝えやフラとして伝承されてきた。そのため今回紹介したカメハメハ1世にまつわる物語は、後になって創作されたものも多い。しかしカメハメハ1世がそれだけカリスマ性を持っていたことは確かだ。カメハメハの活躍に思いをはせてスポットを巡れば、また新しいハワイの魅力を見つけられるかもしれない。

関連する記事