ワイキキビーチ  歴史と問題点

ワイキキビーチ 歴史と問題点

アロハ!

ハワイといえば、やはりビーチのイメージですよね。

白い砂、青い海…ワイキキビーチはハワイの象徴と言えます。
今回は、観光パンフレットや雑誌でお馴染みのワイキキビーチについて、詳しくご紹介していきます。

ワイキキビーチとは

ワイキキビーチというのは、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジからニューオータニ・カイマナビーチホテルまでの約3キロに渡るビーチの総称です。

  • ヒルトン・ハワイアンビレッジ前のデューク・カハナモク・ビーチ
  • フォートデルッシー・ビーチ
  • ハレクラニ、シェラトン・ワイキキの前のグレイズ・ビーチ
  • ロイヤル・ハワイアン・ビーチ(カハルア&ウルコウ・ビーチ)
  • ワイキキビーチといったらこちらプリンス・クヒオ・ビーチ
  • クィーンズ・サーフ・ビーチ(クィーン・カピオラニ・ビーチ)
  • サン・スーシ・ビーチ(カイマナ・ビーチ)
  • アウトリガー・カヌー・クラブ・ビーチ(アウトリガー・キャノン・クラブビーチ、コロニービーチ)
  • 全部ご存知でしたか?
    ワイキキビーチが大きくて、色々な顔を持っているのがわかります。

    昔のワイキキ界隈

    ワイキキ/wai kīkī という単語は、ハワイ語で「水が湧き出る」という意味です。
    その名の通り、この辺りはかつて水の豊かなタロ芋水田や養魚場の広がる湿地帯でした。

    また、ワイキキは王族の保養所のような場所でもありました。
    ハレクラニホテルの前の淡水と海水が混ざるパワースポット、カヴェヘヴェヘは病気の治癒やリラックスに使われる場所でもあったのです。

    20世紀に入り、ワイキキのリゾート開発がはじまります。
    しかし当時のワイキキは、水田や養魚場の水にボウフラが湧き、蚊が発生する不衛生な面がありました。
    そこで、溜まった水を流すために作られたのが1928年に完成したアラワイ運河でした。

    不衛生な湿地は、アラワイ運河を堀った土で埋められ、岩場だった海岸線にノースショアやカリフォルニアから砂が運ばれて、白い砂のビーチが完成。
    つまり、ワイキキビーチは人工ビーチなのです!

    ビーチで起きている事


    参照:HAWAII NEWS NOW

    そんなワイキキビーチですが、大きな課題に直面しています。
    潮の満ち引きや波で、毎年20〜30センチほどビーチが削られ、砂浜の面積が年々狭くなっています。
    ワイキキビーチの浸食は今に始まったことではなく、
    1939年以降、何度も砂の補給やビーチの修復がなされてきました。

    さらに、近年では異常な潮の満ち引きが観測されるキングタイド満潮時に浸水被害をもたらしています。
    2017年のキングタイドではワイキキを始め、マウイ島なども被害を被りました。

    削られたビーチの砂の補填は、沖に流された砂を吸い上げ、ビーチへ戻す方法を取っています。
    サンドマットレスの導入や突堤建設などビーチを守るため、様々な努力がなされています。

    マルヒア・コジマ
    著者:マルヒア・コジマ
    ロケラニ・ハワイアン・カルチャー・ラボ主宰 ふと手にした"マナ・カード ハワイの英知の力"をきっかけに古代ハワイへの探求がはじまり、今や古代だけでなく、ハワイの文化・歴史・神話・雑学を、大学の特別講義や各地のカルチャースクールなど、飛び回り語っています。ありがたいことに、はや14年。 約5,000件のサンプルから統計を取った、独自のマナ・カードの解釈を理論的に教えており、日本だけでなく現地ハワイにも生徒を持つマナ・カード講師の顔と、 そのマナ・カードを使ったセラピーでは、世界各地にクライアントが存在する、行列の出来る熱血マナ・カードセラピストでもあります。 古代ハワイの叡智(フナ)を残していく事に情熱を傾けています。 ブログ  マナ・カードとハワイアンカルチャー インスタグラム

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