大好きなハワイを守るために私たちができること!「マラマハワイ」と「ポノツーリズム」とは?
ハワイ州観光局からアンケートのメールが送られてきて、「マラマハワイ」と「ポノツーリズム」についての質問がありました。
今回はハワイ州が進めているこの取り組みが素敵だと思ったのでご紹介します。
旅行者に呼びかけるハワイを思う気持ち
観光客数の増加により、ハワイに暮らす地元住民のあいだでは観光客に対する満足感が低下し、京都などでも問題になっている観光客への様々な懸念が出始めています。
そこでハワイでは観光客の増加と自然や文化の保護、さらにコミュニティーとのバランスをはかる「レスポンシブル・ツーリズム」(責任ある観光)を推進しています。
州の活動として掲げるのは「自然環境」「文化」「コミュニティー」「セーフ&セキュリティー」「ブランディング」の5つ。
その中からハワイを訪れる旅行者たちに求めていくのが「自然環境」や「文化」の保護、そして「コミュニティー」とのかかわり方の3つです。
このように訪れる旅行者にたいして「ハワイを思いやる心」を持って観光に来て欲しいと呼びかけていますが、この気持ちこそが「マラマハワイ」です。
ハワイを思いやる気持ちを持った旅行者に
「ポノ」は善良や道徳的な正しさ、幸福、道義をわきまえたという意味のハワイ語です。
ハワイでは「ハワイを思いやる気持ち≒マラマハワイ」を持ち、正しい行動が取れる旅行者のことを「ポノトラベラー」といい、このような旅行者を歓迎しています。
具体的には、海洋生物を保護するため、ビーチや海で、ウミガメやハワイアンモンクシール、イルカ、ザトウクジラなどに出会ってもルールやマナーを守って観察すること。
私たちが毎日無意識的に出しているプラスチックゴミ、実は海洋生物には大きな影響を与えているため、マイバッグやマイボトル、マイストローなどを利用すること。
また、白化が進む珊瑚礁を保護するためには、セーフリーフの日焼け止めを使用すること。
それだけでなく、2,944種といわれるハワイ固有の動植物などを守るため、例えばハイキングを楽しむ時には、靴や道具を消毒し外来種を持ち込まないで楽しむ。
加えて、ハワイの伝統文化を尊重し、立ち入り禁止のエリアに入ったり、文化的施設などを傷つけたり、神聖な岩などを動かしたり、持ち帰ったりしないようにすること。
以上のようなことを実践できる旅行者が「ポノトラベラー」といえます。
ハワイ州ではこのような行動ができるポノトラベラーが増えることによって、ハワイに暮らす人たちは安心して観光客を受け入れることができるようになると考えられています。
ハワイに行くときにやっていること
ホノルル市議会において米国で最も厳格な使い捨てプラスチック禁止法が可決され、今年の1月から段階的に施行されています。
オアフ島ではプラスチックナイフ、スプーン、フォークが禁止され、2022年1月からプラスチック製のボウルやお皿など、多くの使い捨てプラスチックも禁止されます。
ハワイでおしゃれで機能性のある「マイストロー」が販売されており、僕も気に入ったものを購入し旅行のときに持参するようにしています。
プレートランチなどを購入すると付いてきていたプラスチックのフォークやナイフも使いにくいという理由から「My箸」を持っていくようになりました。
また肌に優しいという理由からセーフリーフの日焼け止めは普段から使用しています。
どれもこれも環境のためという理由からではないのでお恥ずかしいのですが、結果的にマラマハワイ、「マラマアース(地球を思いやる気持ち)」になっているのではと思います。
そして、まだ実践できていないのがマイボトルの携行です。
ペットボトルは容器が軽いためついつい購入してしまいますが、利用後には捨てることを考えると、マイボトルを使う方が環境には優しいのかもしれませんね。
また、これからはさらにディープなハワイをのぞいてみたいとも思っていますが、現地のしきたりなどに配慮しつつ、ときには訪問をあきらめることも必要になるのかもしれませせん。
既にこれらのことをハワイ旅行で実践されている方は多いと思います。
気軽にハワイにいくことができない今だからこそ、いつまでも素敵なハワイが守られるようにもう一度ハワイ旅行のスタイルを見つめなおしてみる必要があるのではないでしょうか。
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