【徹底解説】知る人ぞ知る!希少価値が高いマウイのコーヒーとは?
ハワイ産のコーヒーといえば誰もが思い浮かべるのがハワイ島のコナコーヒー。
でも実はハワイではコナコーヒー以外にもいくつかの美味しいコーヒーが栽培されています。
今回はその中からマウイ島でコーヒーを栽培しているマウイ・グロウン・コーヒーをご紹介します。
かつてサトウキビ農園が始めたコーヒー農園
マウイ・グロウン・コーヒーはその名の通りマウイで育てられたコーヒーを販売しているコーヒー農園です。
その昔マウイには広大なサトウキビ畑が広がっていて、収穫されたサトウキビから砂糖を精製する工場が何社かありました。
その中のひとつが今回ご紹介するマウイ・グロウン・コーヒーのルーツとなる1860年創業のパイオニア・ミル社です。
パイオニア・ミル社は早くからマウイ島でのコーヒー栽培に目を付け、1988年に自社が持つサトウキビ畑の一角でコーヒーの栽培をはじめました。
ところがサトウキビ産業の衰退と共に、パイオニア・ミル社も2001年に会社を清算。この時コーヒー農園も閉園してしまいました。
マウイ・グロウンの創業者はコーヒー農園を引き継いだ農業技師
こうして閉園してしまったパイオニア・ミル社のコーヒー農園でしたが、農園を引き継ぐと手を上げた男がいました。
彼の名はジェームス・キモ・ファルコナーさん。
元々パイオニア・ミル社のコーヒー農園で農業技師として働いていた人間でした。
彼は2003年にマウイ・グロウン・コーヒーを創業し、パイオニア・ミル社からコーヒー農園を引き継いだのです。
シュガーミルの跡地で営業している直営店と気になるコーヒーの味わい
100%マウイ産の美味しいコーヒーを目指し、西マウイ山脈の裾野のなだらかな斜面に広がる500エーカーのコーヒー農園で長年苦労を重ねてきたジェームスさん。
2008年にはラハイナのハズレに直営のコーヒーショップをオープン。
お店に伺ったときに「これがメイドインマウイのコーヒーですか?」と尋ねると、「メイドインマウイではなくマウイ・グロウン」ですと返事が。
マウイのカアナパリの農園で育てたコーヒーへの誇りを窺うことができるやりとりでした。
こちらのお店ではラハイナ・ビーチやカアナパリ・ゴールデン・エステートなどマウイ島各地の名前が付けられたブレンドコーヒー各種に加え、稀少なマウイ・モカも販売
粒が小さく、栽培が難しいといわれているマウイ・モカを手に入れて、きれのある酸味と甘み、コクと豊かな風味を是非楽しんでみてください。
今後はハワイ島やカウアイ島にあるコーヒー農園のように農園ツアーも行ってみたいというジェームスさん。
究極のコーヒーを作ってみたいというその夢は果てることがありません。
マウイ・グロウン・コーヒー/Maui Grown Coffee
- 住所:
- 277 Lahainaluna Rd, Lahaina
- 電話番号:
- 808-661-2728
- 営業時間:
- 6:30~17:00 (現在臨時休業中)
- 定休日:
- 日曜