ハワイ旅行者要注意!日本人のパスポート盗難被害が続出
ハワイだけでなく、海外に旅行するときに必ず必要になるもののひとつが「パスポート」です。今回は、ハワイでこのパスポートの盗難が増えているという話題をお届けします。
ハワイで日本人旅行客のパスポート盗難被害が増加
2023年3月、すでに3万人を超える旅行客が日本からハワイを訪れています。
各航空会社の便数が増加傾向にあり、さらに大勢の旅行客が訪れると予想されているハワイの在ホノルル日本総領事館から、注意喚起を促すお知らせがありました。
その内容は、近ごろハワイで日本のパスポートの盗難が増えているというもの。
ショッピングセンターやレストラン、ホテル、ビーチ、空港、観光名所や駐車場などでのパスポートの盗難被害が急増している模様です。
この度の注意喚起は、おそらく盗難などでパスポートを紛失したことによる、帰国のための渡航申請が在ホノルル総領事館で増えているからなのでしょう。
世界最強と言われる日本のパスポート
2022年、日本国内ではおよそ137万冊のパスポートが発行されました。
これは2021年と比べると117.5%の増加です。
日本のパスポートは2023年1月に行われた最新の調査で「世界最強」と評価されています。
その理由はビザを取得することなくパスポートのみで193もの国へ旅行ができるからで、隣国、中国のパスポートでビザを取得せずに渡航できる国の数は40カ国程度となっています。
言ってみれば、日本のパスポートは世界から信用されているということになりますが、これは海外にいる日本人の犯罪が少ないことや、日本人がジネスや観光で来訪することを期待している国が多いこと、さらに日本のパスポートが偽造しにくい作りになっていることなどによります。
このような理由から日本のパスポートは犯罪のターゲットにされることが多く、ハワイでも盗難が増えてきているのではないでしょうか。
盗難被害に遭わないために
それではパスポートの盗難被害に遭わないためにはどのようにしたら良いのでしょうか。大切なのはハワイに旅行に行かれた際には、パスポートなどの貴重品は必ず肌身離さず持ち歩くようにすることです。
レンタカーの中にパスポートなどの貴重品は残さないようにし、レストランやショップなどでもパスポートが入った鞄やバックを絶対に放置しないようにすることです。
また、Bikiやレンタサイクルの利用時には前かごに貴重品を入れたバッグを入れないようにし、貴重品はウエストポーチなどに入れ、常に身につけておくこと。
さらにパスポートはホテルのセーフティーボックスに保管し、パスポートをコピーしたものを携帯するというのもひとつの方法です。
パスポート盗難の被害にあうと一次渡航書発行かパスポートの再発行が必要になり、その際には戸籍謄本、または抄本が必要になり、予定していた帰国便に搭乗できなくなることもあります。
外務省では旅行の前に戸籍謄本、または抄本を取り、渡航時に携行することを推奨しているようです。
アメリカの中では治安が良いとされているハワイですが、やはり日本とその状況はかなり異なります。
旅行中は被害に遭わないように十分注意し、被害に遭っても対処できるよう事前に準備しておくことも大切なのかもしれませんね。