ハワイでちょっとした距離の移動に使える4つの交通手段

ハワイでちょっとした距離の移動に使える4つの交通手段

ハワイ旅行で目的地までの移動手段に迷うことはないだろうか。特に歩くには遠いけれどレンタカーなどを借りるほどの距離ではないときはなおさらだ。そこで今回はそんなとき利用したい交通手段を4つ紹介しよう。

ザ・バス/The Bus

ザ・バス/The Bus

「ザ・バス」は行き先やルート毎に500まで番号が付けられた路線をもつ公共交通サービス。ワイキキのクヒオアベニューでは1ブロックごとに停留所があり、運行間隔も短く、乗車に困ること無く利用できる。慣れてしまえば、「あそこに行くのには何番のバスに乗って」などと解るようになるが、Googleマップでもルート番号や乗り換えなどを検索できるし、公式アプリ「Da Bus2」でもルート番号などを調べられるようになった。

運賃は片道$2.5(6~17歳$1.25)。以前はトランスファー(乗り換え)チケットを利用して$2.5での往復利用や、オアフ島一周など出来たが、2017年10月に廃止され、それに伴い乗り換えなどには1デイパス($5)の購入が必要になった。乗車時、料金箱に運賃を入れる前に運転手に「1デイパス、ブリーズ」といえば買える。このパスは購入した日の午前0:00から翌日の朝2:59まで、27時間の間乗り放題になるものだ。

ザ・バス/The Bus

「ザ・バス」の基本的な乗車方法は前方乗車で運賃は前払い。下車するときには窓際にあるロープを引くか、ブザーを押して「Stop Requested」の文字が点灯すればOK。下車は前後どちらのドアからでも可能だが、後ろのドアは自動で開かないので、「Touch Here To Open Door」と書かれた黄色いステッカーが貼られている車両ではその部分をタッチして、ドア中央にグレーのバーが付いている車両ならバーを押し、扉を開けて下車する。どちらの車両でも「ドアが開かない」と待たないよう気をつけよう。

「ザ・バス」を利用する時は降りる人優先、乗車客の中に車イスの方がいれば、そちらの乗車が優先となる。

運賃はおつりの無いように用意し、運転手が見ている時に運賃を料金箱に入れるようにすれば、運賃を入れた、入れないなどのトラブルが避けられる。「ザ・バス」を利用していると人から話しかけられることもあるが、そんなときには言葉を交わしてローカル気分を味わえるのも「ザ・バス」の魅力のひとつかもしれない。

追記:▶ 2021年7月1日から「The Bus」紙の1デイパスが廃止!「HOLO(ホロ)カード」へ変更を発表|LaniLani

ザ・バス/The Bus アクセス+店舗情報

ザ・バス/The Bus (The Busカスタマーサービス)

住所:
811 Middle Street Honolulu
電話番号:
808-848-4500
営業時間:
7:30~16:00
定休日:
土・日曜
URL:
http://www.thebus.org/t_jap/default.asp?f=y&m=main

 

LaniLani掲載のSHOP記事

ザ・バス/The Bus

ワイキキ・トロリー/Waikiki Trolley

ワイキキ・トロリー/Waikiki Trolly

ワイキキをオープンエアーのトロリーバスで移動する「ワイキキ・トロリー」。ホノルルを中心に全部で43の停留所があり、5つのライン(路線)を循環運行している。ラインはそれぞれレッド、ピンク、グリーン、ブルー、パープルと名付けられている。レッド・ラインはダウンタウン、ホノルルの観光コース。ピンクラインは10分間隔で運行され、ワイキキの主要なホテルや、アラモアナなどを結ぶショッピングに便利な路線。

グリーンラインはダイヤモンド・ヘッドを巡り、週末にはKCCファーマーズマーケットを巡る路線。パノラマコーストラインツアーとも呼ばれるブルーラインが、東海岸を通りハナウマ湾やシーライフ・パークまで行ける路線。そして、最も新しいパーブルラインはパールハーバーやパールリッヂセンターまで行ける路線だ。運賃はピンクラインのみ、1回$2の現金払いで乗車でき、JCBカードを持っていれば、カード会員本人に加えて、同乗の家族大人1名、11歳以下の子ども2名まで無料で乗車可能。

ピンクラインの他、ブルーライン・グリーンライン・レッドライン・パープルラインのいずれか1ラインが1日乗り放題になる「1日1ライン+ピンクライン乗り放題」は$23。5ラインすべてが乗り放題になるチケットには3種類のチケットがあり、それぞれ1日$45、4日$65、7日$70となっている。これらチケットの購入はT ギャラリア ハワイ by DFSの正面玄関から入った1階奥のチケット・カウンターに直接行っての購入も可能だが、あらかじめ公式サイトからオンラインで購入すると割引価格で購入できお得。

ただしこの場合もチケット・カウンターでチケットの受け取りが必要となり、パスポート(コピーでも可)が必要となるので忘れないように用意しておこう。ハワイの風を感じながら乗車する「ワイキキ・トロリー」は最もハワイらしい交通手段と言えるだろう。

ワイキキ・トロリー/Waikiki Trolly アクセス+店舗情報

ワイキキ・トロリー/Waikiki Trolly (Tギャラリア ハワイ by DFSワイキキトロリー・チケットカウンター)

住所:
330 Royal Hawaiian Ave, Honolulu
電話番号:
808-926-7604
営業時間:
8:00~21:00、日曜 8:00~20:00
定休日:
無休
URL:
http://www.waikikitrolley.ocnk.net

ビキ/BiKi

ビキ/BiKi

「ビキ(Biki)」はホノルルのダウンタウンからダイヤモンド・ヘッドのエリアで行われている自転車のシェアリングサービス。エリア内には約100カ所の「Bikiストップ」が設置され、すべてあわせると1000台ほどの自転車がいつでも有料で利用できる。料金体系は大きく分けて3タイプあるが、日本からの観光客に利用しやすいのは、$3.5で1回30分の利用が可能な「シングル・ライド・チケット」と、プリペイド式で5時間(300分)から利用時間が減算されていく「フリー・スピリット・パス」の2つだろう。

残る「マンスリーパス」はサイトで登録が必要で、月$15で無制限に30分のレンタルプランと、月$25で無制限に60分のレンタルプランが用意されており、それぞれの利用時間(30分または60分)を超過した場合は30分ごとに$3.5の超過料金がかかってくる。「ビキ」の利用方法は、「シングル・ライド・チケット」なら「Bikiストップ」でチケットを買ってそのまま利用できるが、支払いはクレジットカードのみで現金が使えない。

ビキ/BiKi

「フリー・スピリット・パス」は申し込みが必要で、公式サイトの他GooglePlayやApp Storeから「Biki」のアプリを入手すれば、アプリ内からも登録が可能。また、このアプリがあれば「Bikiストップ」の場所や、そこに置いてある自転車の数や空きラックの数が解るだけでなく、25分と300分のタイマーが付いているので、フリー・スピリット・パスはもちろん、シングル・ライド・チケットの利用でも、あと何分利用時間が残っているのかが解って便利だ。

ところで、この「ビキ」を利用するにはハワイの交通法規を知っておく必要がある。ハワイは日本と違い一方通行は自転車も逆走不可、ただし自転車を押して歩けば歩行者と見なされる。多くの人が「ハワイでは自転車は車道を走る」と認識されているが、実はすべての場所でというわけではない。ワイキキとダウンタウンでは歩道の走行が禁止となっているが、その他の地域では歩行者優先で歩道を走ることも可能となっている。ただし、自転車レーンがある場所は必ずレーン内を走るように。ルールを守って利用することで、これまでより行動範囲が広がる交通手段が「ビキ」なのた。

ビキ/BiKi アクセス+店舗情報

ビキ/BiKi (Bikeshare Hawaii コンタクトインフォメーション)

住所:
914 Ala Moana Blvd Honolulu
電話番号:
888-340-2454
営業時間:
6:00~23:00
定休日:
無休
URL:
http://www.gobiki.org

ウーバー/Uber

ウーバー/Uber

ウーバー (Uber)とは、一般のドライバーが空き時間に自家用車を使って行う、タクシーに似た配車サービス。乗客は自分のスマートフォンにダウンロードした専用アプリを使って、配車の予約から決済までを行える。行き先などを伝える手間もなく、降りるときにチップを払う必要も無いので気軽に利用でき、利用客がドライバーを評価するので安心して乗車できる。

利用にはまず、GooglePlayやApp Storeから公式アプリをダウンロードする。ユーザーやクレジットカード情報の登録を行うが、この登録の際SNS(ショートメッセージ)の受信が必要になるので、ハワイに渡る前に登録しておくほうが安心だ。「ウーバー」の利用はまずアプリを立ち上げる。自分の位置はマップ上の青いマークで表示される。同じ画面の「行き先は」から目的地を検索が可能なほか、地図上からも選べるようになっている。行き先が決まると配車可能な車種が出てくるが、1名から4名で利用する最も基本的なプランのUberXか、1名から6名まで乗車可能な、大人数で最もお手頃価格のプランUberXLを選択しよう。

この他にも高級車を使ったUberSELECTやTAXI(普通のタクシー)、タクシーVan(大型タクシー)等もあるが運賃も高くなる。プランを決めたら地図上に表示されるピンで乗車する待ち合わせ場所を決め、配車場所を確定するとアプリが近くにいるUberX(UberXL)を探し始める。車が決まると迎えに来るドライバーの名前、顔写真、車種、ナンバープレート、ドライバーの評価などの情報が表示され、オンタイムでどこまで来ているのか表示される。

ウーバー/Uber

後は車種やナンバー、ダッシュボードに置かれたウーバーのマークを頼りに車を探す。例えば2車線道路では自分と反対側の車線に来ることもあるが、これは待ち合わせ場所を選ぶ時に、なるべく狭い道を選ぶなど、お互いに探しやすい場所を指定する工夫をすればよい。車が来たら自分でドアを開け、お互いを確認したら乗車しよう。乗車中は会話をしなくても大丈夫。この時アプリのステータスは乗車中となる。目的地に到着したら挨拶をして下車する。運賃はカードで引き落とされるし、降りるときにチップを払う必要も無い。降車後しばらくするとアプリが評価とチップを払うかを聞いてくるので、問題なければしっかりと評価してあげること。

ザ・バスやトロリー(ワイキキ・トロリーや旅行会社のトロリー)等と違い、ピンポイントで目的地まで行くことができ、タクシーより安価で利用できるウーバー。ハワイを観光するときの新しい足として利用してみてはいかがだろう。

ウーバー/Uber アクセス+店舗情報

ウーバー/Uber (アメリカ合衆国 本社)

住所:
1455 Market St San Francisco
電話番号:
非公開
営業時間:
非公開
定休日:
非公開
URL:
https://www.uber.com/ja-JP/

ハワイ観光で徒歩では遠くレンタカーでは近すぎる、そんな中距離程度の移動に使える交通手段を5つ紹介した。それぞれに特徴があり、かかるコストも様々だが、これらを上手に使えば安く効率的にハワイを移動することが可能になるだろう。

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