本当は教えたくない! ワイキキでひと息つける超穴場スポット!
ホノルル動物園のすぐ裏にあるシークレットガーデン
ワイキキに滞在していると、買い物をしたり海に遊びに行ったりと、なんとなくテンションマックス状態が続きますよね。ヨガとか大自然の恵みを感じて少しリラックスするために、カピオラニ公園に行く方もいると思います。ダイアモンドヘッドを目の前に芝生に座ると気持ちいいものですが、カピオラニ公園は、意外と人が多いときがあります。
そこで、みなさんにこっそり、もうちょっとゆっくりと独りになれる場所をご紹介します。ホノルル動物園の裏に位置するクイーンカピオラニガーデンです。
見過ごしてしまうことも多いと思うのですが、一般の人が自由に使ってオッケー。もちろん入場料も取られませんし、こじんまりとしていて落ち着くガーデンです。そして、ガーデンから見える景色も素晴らしく、ここからも目の前に神々しくそびえたつダイアモンドヘッドが見られます。
由緒正しいクイーンカピオラニガーデン
ここは、わたしが10年以上こっそり通っているお気に入りのガーデンなのですが、地元の人に教えてもらったときは、「こんなところにガーデンがあるなんて!」と驚いたものでした。
1972年にオープンしたガーデンで、元々はカラカウア大王の所有地でしたが、1877年に公共の場として寄付した場所です。133エーカーあるこの敷地を、カラカウア大王は、自分の妻の名前であるクイーンカピオラニと名付け、お花好きだった彼女のために、赤、オレンジ、ピンクなど鮮やかな色のお花、そしてハワイ固有の植物などにもこだわって植えました。そのため、なかなかお目にかかれないようなお花や植物が、ここにはたくさんあるんです。
すごく珍しいマウイ島の花として有名なロケラニのバラもありますし、大変希少価値がある白い色のハイビスカスもたくさん咲いているんです。
まさに穴場のガーデン。ガーデンに置かれたベンチに座って、深呼吸しつつ、ゆっくりしたくなります。
夏がくると真っ黄色のお花が咲き乱れる木がパワフル!
よく散歩に行くクイーンカピオラニガーデンなのですが、一番よく行くのが夏の時期。というのも、夏になると、とても綺麗な黄色のお花が咲き乱れる木が公園の中心にあるからです。これがとにかく鮮やかで見事! ダイアモンドヘッドの方からワイキキの方へ行くときにモンサラート通りを運転していると、「あの花は何?」と思わず目を奪われてしまうほど美しいお花です。
この木は「ロイヤル・ポインシアナ」と呼ばれていて、ハワイ固有の木ではなくマダガスカルが原産。主に熱帯地方で街路樹、公園樹として植えられているそうですが、ハワイではなかなか見ない木です。日本では「鳳凰木(ホウオウボク)」と呼ばれていて、沖縄などで見ることができるそうです。普通は赤が多いようですが、このガーデンにある鮮やかな黄色のお花がつく木は、特別だったのかもしれませんね。
そんなハワイの王様、王女様の自然を愛する気持ちが今もひっそりと大切にされているガーデン。全ての植物やお花に名前や説明も書いてあるので、ゆっくりとお花を見て、自分だけの時間を過ごしたいときは、ぜひ行ってみてください!
クイーン・カピオラニ・ガーデン/Queen Kapi’olani Garden
- 住所:
- 3698 Paki Ave, Honolulu
- 営業時間:
- 5:00~24:00
- 定休日:
- 無休