ハワイで最も安いボトルウォーター「ハワイアンアイルズウォーター」が閉業!

ハワイで最も安いボトルウォーター「ハワイアンアイルズウォーター」が閉業!

参照:Hawaiian Isles Water公式サイト

糖分やカロリーなどを気にすることなく水分補給ができるボトルウォーター。

今回はハワイ旅行の味方になるハワイのボトルウォーターメーカー「ハワイアンアイルズウォーター」が閉業したという話題をお届けします。

フラダンサーのラベルが目印の「ハワイアンアイルズウォーター」

1年を通して温暖なうえカラッと乾燥しているハワイで、水分の補給は旅行中もとても大切なことです。

シェイブアイスやジュースなどで水分補給をするのもよいのですが、糖分などの心配をせず安心してのむことができるのがボトルウォーターです。

「ハワイアンアイルズウォーター」は1995年に設立されたボトルウォーターメーカーのひとつ。

フラダンサーが描かれたラベルのボトルウォーターはハワイを代表するABCストアをはじめ、数多くのお店で販売されていました。

数あるボトルメーカーの商品の中でもお手頃価格で、ロコだけでなく観光客にとっても無くてはならない商品でした。

閉業の理由は

ハワイアンアイルズウォーターの閉業は3月16日、地元紙ホノルルスターアドバタイザーで伝えられました。

閉業の理由は経営破綻によるもので、その原因は売り上げが減少したことです。

2020年、ハワイアンアイルズウォーターの売り上げは1250万$ありましたが、2022年度には730万ドルにまで減少していました。

また、運転資金も十分ではなく、近隣にある島々の倉庫のリースなど、様々な経費の支払いが難しくなり、従業員への給与の支払いにも困っていたようです。

さらに2020年9月、州税務局は滞納していた容器代を回収するためにハワイアンアイルズウォーターを提訴。

2022年5月に行われた裁判で州側が勝訴し、210万ドルの支払いを求められていました。

破産弁護士によると、裁判官によって再建手続きを監督する管財人が任命され、カポレイにある倉庫に保管されている会社の備品は競売にかけられることになっています。

ハワイアンアイルズ コーヒー も閉業に

ホノルルスターアドバタイザーによると、ハワイアンアイルズ ウォーターと共に、コーヒーを製造、販売してきた「ハワイアンアイルズコーヒー」も閉業しました。

こちらも原因は経営破綻によるもので、その原因は売り上げが2020年度から2022年度の3年間で980万ドルから730万ドルに減少していたことです。

さらに、コナコーヒーがほとんど含まれていないにもかかわらずコナコーヒーと表示した商品を販売しているとして、複数のコナコーヒー農家から集団訴訟を起こされ、裁判で敗訴。

集団訴訟に参加した農家にそれぞれ80万ドルずつを支払うことで和解し、社名もハワイアンアイルズ コナ コーヒーからハワイアンアイルズ コーヒーへと変更していました。

ABCストアなど、今までハワイアンアイルズウォーターを取り扱ってきたお店では、すでに倒産のニュースが報じられる1週間前から商品が入荷していなかったのだそうです。ハワイで最も安く手に入れることができたボトルウォーターがなくなってしまったのはとても残念です。

K@z
著者:K@z
LaniLaniでまとめ記事の執筆を担当しているフリーランス・ライターです。
毎年ハワイに渡るようになって、もう少しで10年目。
これまでの旅の経験や、まとめ記事では書けなかったこと。
ワークショップやカルチャーセンターで習ったウクレレやラウハラ編み、
ハワイアンキルトなどに関することも発信出来ればと考えています。
ハワイの画像のみをアップしているInstagramも更新中。

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