カヌー作りの女神レアの化身!ハワイ固有の小鳥エレパイオ
Aloha mai kākou!
ハワイには様々な動物がいますよね。
実は、ハワイのある小鳥に面白い伝説があるのです!
今回は、ハワイアンカード占いでお馴染みの「エレパイオ」という小鳥について、詳しくご紹介します。
ハワイ固有種の鳥「エレパイオ」って?
ハワイ固有種の鳥「エレパイオ」は、ハワイ固有の小鳥でヒタキという鳥の仲間です。
別名「ハワイヒタキ」とも呼ばれています。
エレパイオはカウアイ島とオアフ島とハワイ島で見られますが、オアフ島に生息しているハワイヒタキは数が少なく、絶滅危惧種に指定されています。
もともとは、オーストラリアに生息していたヒタキが、ハワイにたどり着いて定着したそうです。
エレパイオの鳴き声は特徴的で、ハワイ語で「ʻono ka iʻa(魚は美味しい)」と聞こえるところから、「木の上にいて漁に出ないのに魚を欲しがる人」転じて「何もしないのに欲しがる人」に例えられることもあるそうです。
カヌー作りの女神レアの化身
エレパイオは、ハワイのカヌー作りの女神レアのキノラウ(化身)とも言われており、信仰の対象であったと言われています。
カヌーが交通手段として活用されていた時代、カヌーを作る材料であるコアの木を伐採する際に、女神レアにチャント(祈り)を捧げ、許しをもらっていました。
そのカヌー作りの木を選ぶ際の目安のひとつが、エレパイオがいるかどうかでした。
エレパイオは虫を主食としており、彼らがいるということは、エサになる虫がいると判明できるからです。そのため、エレパイオがいる木は虫食いで、カヌーには向かないとされたそうです。
また、木を切り倒した後にエレパイオがやってきて鳴いたら、その木は良い木だとされていたそうです。
エレパイオの伝説
可愛らしくあまり人間を恐れず好奇心旺盛と言われているエレパイオですが、そんなキャラクターからか、いたずら好きだと思われています。
そんないたずら好きのエレパイオの伝説をご紹介します。
昔、ある男がひょうたんに水を汲んで運んでいました。
その途中、木陰で休んでいるうちに、うたた寝をしてしまいました。
そこへ好奇心旺盛なエレパイオがやってきて、ひょうたんをつついて穴を開け、中の水を全部流してしまいました。
目を覚ました男は、怒ってエレパイオに石を投げつけました。
エレパイオは、周りの鳥たちに助けを求めますが、一部始終を見ていた鳥たちは、誰も助けてはくれませんでした。
これは、悪い行いをすると自分に返ってくるよというお話です。
日本でも自業自得という言葉がありますよね。
もし、皆さんがハワイに行っても、悪いことをしたら自分に返ってくるのでご注意ください♪
今回はこの辺で!
A hui hou!