【再解放!】アフターコロナで行きたいハワイの火山国立公園の最新情報
コロナ禍のなか、ハワイへ行けるようになったら「あそこへ行こう!」「こっちも行ってみたい!」と、考えている方は多いのではないでしようか。
噴火後のハワイ火山国立公園も気になりますよね。
ハワイ火山国立公園が、以前とどう変わったのか詳しくまとめてみました。
ハワイ火山国立公園の噴火をおさらい
日本でも大きく報道されたハワイ島の火山噴火は2018年4月30日のブナ地区南部を震源とする地震と、プウ・オオ火口の陥没から始まりました。
その後レイラニエステーツで溶岩の流出が始まり、ハレマウマウ火口では火口の陥没と拡大が確認されました。
レイラニエステーツで噴出したマグマは6kmほど先の海岸線まで到達。
一方、ハレマウマウ火口では爆発が起き、噴煙は約9.1km(3,000フィート)上空まで到達しました。
レイラニエステートを含むブナ地区南部の噴火は、2018年8月になると溶岩の噴出が減少。
12月4日には、アメリカ地質調査所のハワイ火山観測所によりキラウエア火山の噴火が止まった可能性があると発表されました。
その姿も見学場所も変わったハレマウマウ火口
噴火によって閉鎖されていたハワイ火山国立公園でしたが、2020年6月15日(月)に主要エリアを再解放しました。
しかし、「ハレマウマウ火口」が一望できた噴火前の主要スポット「トーマスジャガーミュージアム」は地盤に亀裂が入り無期限の閉鎖中です。
大幅に陥没・拡大し、マグマだまりも姿を消して以前と全く異なる表情となったハレマウマウ火口は、現在国立公園内にある唯一のホテルで、ビジターセンターの目の前にある「ボルケーノ・ハウス」や、地中から蒸気が噴き出している観光スポット「スチームベント」から見ることができます。
暗くなると見学できた火口が赤く染まる幻想的な「火映」も、火口にマグマだまりがなくなってしまった今では見られなくなってしまったのがとても寂しいですね。
ただ、現在はハレマウマウ火口にマグマが無く噴煙も上がらないためにとても空気が澄んでいて、雄大なハワイ火山国立公園の景色がたっぷり堪能できるようですよ。
サーストンラバチューブもついにオープン
長い間クローズとなっていた「サーストンラバチューブ」。
ラバチューブはハワイ語で「Nahuku(ナーフク)」と呼ばれ、400年から500年前に形成されたといわれています。
日本の火山のどろどろとした溶岩と異なり、ハワイの火山の溶岩はサラサラしています。
この溶岩が流れると外側はすぐに冷えて固まりますが、内側の溶岩は粘りけが無いため流れて行ってしまいます。
こうして形成されたトンネルを「ラバチューブ(ナーフク)」といいます。
ハワイ島にはたくさんのラバチューブがありますが、その中で最も大きなものが、1913年にロリン・サーストンによって発見された「サーストンラバチューブ」です。
このラバチューブはパワースポットとしても良く知られているスポットです。
かつてスピリチュアル・カウンセラーとしても有名なタレント江原 啓之さんがこの場所を訪れたときには「オーラが見える場所」として紹介されていました。
ハワイ島火山国立公園にはまだまだ見所がたくさんあります。
噴火の前と比べて、実に数多くの観光スポットが変わってしまったようなので、一度訪れた方でも楽しめるはず。
コロナ禍が落ち着いてハワイへ渡航できるようになったらハワイ島を訪れてみてください。
- 住所:
- Hawaii Volcanoes National Park, HI 96718, United States
- 電話番号:
- 808-985-6000
- URL:
- サイトURL
ハワイ火山国立公園/Hawaii Volcanoes National Park