【徹底解説】8島それぞれで違う!ハワイアンアイランドの公式カラーと花をご紹介
2,465キロの長さに渡って132の島々があるハワイ諸島。
なかでも大きな島は主要8島と呼ばれ、それぞれに指定されている花と色があることをご存じでしょうか。
今回はフラを見るときにも役に立つ、8つの島の花と色についてご紹介します。
カウアイ島
ハワイ州の中で最も北にあるのがカウアイ島。
主要8島のなかでは最も古く、緑が豊かなことから「ガーデンアイランド」と呼ばれています。
この島の公式カラーは「紫色」。
カウアイ島のみに自生する、島の花「モキハナ」の淡い紫色の花からイメージされました。
昔からレイを作る植物として使われ、スパイシーな香りは香水や芳香剤としても使われていました。
ニイハウ島
カウアイ島の西側に位置するニイハウ島は、ロビンソン一家が所有する島。
「禁じられた島」のニックネームが表すように、観光客はもちろん、ハワイに暮らす一般の人々も立ち入ることができません。
他の島はすべて花がシンボルですが、ニイハウ島は小さくて可愛らしい「ププシェル=ニイハウシェル(貝)」が島のシンボルとされています。
希少価値があり、宝石店などで販売されている貝殻の「白い色」がニイハウ島のシンボルカラーです。
オアフ島
ハワイ8島で最も人口が多く、「集まる島」のニックネームで呼ばれるオアフ島は、州都ホノルルが置かれ、観光客が最も多く訪れる島。
観光地として開発されたワイキキのビーチを象徴する「黄金色」がこの島のシンボルカラーです。
島の花は愛の象徴「プアイリマ(イリマ)」。
オレンジや赤い花を付けるものもありますが、島の花とされているのは最も珍重されている、ハワイ州の色と同じ黄色のイリマです。
マウイ島
「渓谷の島」や「魔法の島」のニックネームを持つマウイ島。
島の西にあるラハイナは、一時ハワイ王国の首都が置かれたことも。
島の至る所に見ることができる「ロケラニ(ピンクローズ)」が島の花です。
この八重の花を咲かせる植物は、アジアから持ち込まれ、島の花としては唯一の外来種で鮮やかな「ピンク色」がマウイ島のシンボルカラーです。
モロカイ島
天気がよい日にはオアフ島のマカプウ岬からもその姿が見られる、「友情の島」ラナイ島。
島の東側にはハンセン氏病患者が隔離された「カラウパパ」があり、ベルギー出身のダミアン神父が献身的に尽くしてこの地で亡くなり、州政府ビルに銅像が建てられました。
島の花はローソクの木と呼ばれ、1959年には公式に州の木にも指定された「プアククイ」です。
壮大な自然が残るこの島の公式カラーは「グリーン」です。
ラナイ島
マウイ島の西海岸にあり、1985年から島の98%をアメリカのIT企業オラクル社のCEOラリー・エリソンが所有するラナイ島。
かつては「パイナップルアイランド」と呼ばれ、パイナップル産業が盛んでしたが、現在は雄大な自然のなかで時の流れが止まったかのような優雅な時間を過ごせる「魅惑の島」と呼ばれています。
島の花は火の女神ペレが贈り物としてビーチに咲かせたと伝わる、ハワイの固有種「カウナオア」。
島の公式カラーは他の植物に絡みついて伸びるこの植物のつると同じ「オレンジ色」です。
カホオラウェ島
主要8島のなかで最も小さい「カホオラウェ島」。
太平洋戦争では米軍の演習地となりいまも不発弾が残っていることから、ハワイの人達の文化的宗教的な活動にのみ使用でき、一般人は立ち入り禁止となっている、文字通り「禁断の島」です。
島の花はハワイの在来種「ヒナヒナ」。
トランペットのような形をした小さな白い花は香りが良く、銀色に見えることもあり、島の公式カラーはその花の色に近い「灰色」となっています。
ハワイ島
オアフ島に次いで日本人観光客に人気がある「ハワイ島」は、主要8島のなかで最も広大な島であることから「ビッグアイランド」と呼ばれています。
島の北側には標高4205mを誇るハワイの最高峰「マウナ・ケア」の雄大な姿が望め、島の南にある「キラウェア」は今も活発に火山活動をしています。
島の花は溶岩台地に咲く「オヒア・レフア」で、その花の鮮やかな「赤色」は島の公式カラーに指定されています。
ハワイ主要8島の公式カラーと花はハワイ州によって定められました。
フラを踊るときの衣装やレイも、その曲がどの島について歌っているのかによって決められることが多いといわれています。
覚えておくと、よりハワイを楽しむこともできそうですね。