【10月21日現在】日本の緊急事態宣言の全面解除を受け、ハワイは年末の日本人観光客に期待
緊急事態宣言が解除された日本。
ハワイでもこのことが広く報道され、州の観光業界は日本からの観光客が戻ってくることを強く期待しています。
今回はなぜハワイがこれほど日本人観光客を待ち焦がれているのか、その理由なども合わせてお話しします。
日本の緊急事態宣言全面解除にハワイ州の観光業界が期待
東京や大阪など19の都道府県に出された4度目の緊急事態宣言。
東京などでは7月12日に発出されたので、2ヶ月と18日間もの期間にわたって不自由な生活を強いられていました。
9月30日をもって緊急事態宣言だけでなく、まん延防止等重点措置も全都道府県で解除となり感染拡大防止のための行動規制が大幅緩和されました。
このニュースは太平洋を越え、テレビやスターアドバタイザーなどの地元紙でも広く報道されたようです。
このニュースを受けハワイ州の観光局では日本人観光客が戻ってくることに期待を寄せています。
さらにハワイ州観光局マネージングディレクターは日本の感染者が減少しワクチン接種も進んでいることから、渡航規制が解除されて年末年始に日本人観光客が増加するのではないかと期待を寄せています。
なぜ日本の観光客はハワイで歓迎されるのか
ハワイで来訪が待たれている日本人観光客ですが、なぜハワイ州は日本人観光客の来島を望んでいるのでしょうか。
ハワイ州を訪れる観光客の中で最も多いのは本土からの観光客ですが、2番目に多いのが日本人観光客で、新型コロナウィルスの以前の2019年にはおよそ170万人もの日本人がハワイを訪れています。
さらにハワイを訪れた日本人1人の支出額も一日あたり$250ほどと、アメリカ本土から訪れる観光客の平均約$190に比べ、比較的高い額です。
また、日本人はとても礼儀正しく、ハワイの自然や文化などを尊重する国民性を持っています。
これは近年ハワイ州観光局が推し進めている持続可能な観光(サスティナブルツーリズム)にも非常にマッチしていて、ハワイ経済や観光に重要な存在だと考えられているようです。
ハワイ州への観光客が増えるためには
緊急事態宣言が解除された日本からの観光客を迎え入れる準備を進めているハワイ州ですが、日本では海外旅行最大の障害ともいえる帰国後の隔離措置がまだ継続されているのも事実。
10月からはワクチンの接種を条件に隔離期間が14日から10日へと短縮されましたが、これでは一般の人たちにとってまだまだハードルが高いといえるでしょう。
一方、ハワイを含めるアメリカでは、ワクチン接種と陰性証明を求める代わりに入国後の隔離を一切求めない方針を打ち出しています。
こうなるとやはり日本からハワイへの観光旅行のハードルは帰国後の隔離期間。
ハワイ州でもこの隔離措置が1日も早く解除されることが待ち望まれています。
2022年には日本から多くの観光客か訪れると期待しているハワイ州。一方ハワイが大好きな私たちも1日も早く帰国後の隔離無しにハワイに行くことができるようにと期待しています。