国や地域で違う!?ハワイのエスカレーター事情
日本では、地域によってエスカレーターの立ち位置が変わります。
基本的に、危険防止のためにエスカレーターは歩かずに立ち止まり、手すりにつかまって乗りますが、日本では左右のどちらかに寄って、急ぐ人のために反対側を開けておきます。
それでは、国が違うハワイではどうなのでしょうか?
ハワイのエスカレーター事情を考えてみました。
ハワイのエスカレーター、端に寄るルールは無い!?
日本だと関東は左側、関西では右側に立つなんて言われていますが、国や地域によりエスカレーターの立ち位置は違うようです。
気になったので、いくつかの国を調べてみましたが、イギリス、フランスの都市部は右側、台湾も右側に立って左側を空けているようです。右側に立つ国が比較的多い様子。
アメリカ本土に行ったとき、人が多くいる空港や駅では、他国同様右側に立ち、左側を空けていました。
けれども、アメリカであるハワイはどちらにも寄っていません。時にはど真ん中に立っている人も。さらには、エスカレーターを歩いている人も見たことがありません。
私はエスカレーターを歩いてしまうクセがあり、ハワイでも歩いて人を追い越そうとしたら、私のことを不思議そうに見てくる方もいました…。
観光地でもあるハワイでは、エスカレーターを歩くほど急いでいる人はいないのでしょう。そして、ハワイに住む方たちもそんなに急ぐような事情もないのかもしれません。ロコの心の余裕を感じます。これも文化の違いですね。
さらに、ハワイのエスカレーターはとてもゆっくり。場所によってはギシギシと音がして不安なことも。日本のターミナル駅のような猛スピードのエスカレーターは存在しません。
たまに、どちらかに寄っている時もある
ハワイのエスカレーターはどちらかに寄るルールは無いようなのですが、時折どちらかに寄って列ができていることもあります。
ショッピングセンターや空港など人が多い場所では、左右どちらかに寄って乗っている姿を見かけます。
私の推測ですが、旅行者の多いハワイでは、自分たちの国や地域のルールが身についているので、その習慣でどちらかに寄ることや、前に乗っている人が端に寄る様子を見て、それにならっているのかもしれません。
そんな列の中にも、ローカルのハワイアンも見かけます。どうするのかと見ていると、ローカルの方も前の人に続いています。さすがに列を乱すようなことはしていません。周りに合わせてくれる気持ちもアロハなのでしょう。
大型スーパーではカート用のエスカレーターを発見!!
参照:@target
ハワイでは、ショッピングカート用のエスカレータを見かけることが多くなってきました。2017年、アラモアナにオープンしたターゲットや、2018年5月にオープンしたホールフーズ、クイーン店には、ショッピングカート用のエスカレーターがあります。
また、ベレタニアストリートにあるセーフウェイは、2階の店舗からショッピングカート用のエスカレーターを利用して1階の駐車場まで荷物を運べます。
カートを押しながらエレベーターを探したり、待ったりせずに荷物と一緒にスムースに移動できるのでとても楽です。
あまり見慣れない人にとっては、カート用のエスカレーターに大興奮しますよ!
エスカレーターは、意外にも国・地域の文化や人柄があらわれるのだなあと感じました。
そして、ハワイの人たちの急がない生活も、エスカレーターの乗り方から少しわかったような気がします。
これからも、譲り合いの気持ちとマナーを守って利用していきたいですね。