ハワイアン航空 4月からホノルル深夜便とコナ便を運休

ハワイアン航空 4月からホノルル深夜便とコナ便を運休

ここ最近様々な話題で注目を浴びているハワイの航空会社ハワイアン航空。先日北海道、千歳-ホノルル便の無期限運休を発表したばかりでしたが、さらに羽田発のホノルル深夜便とハワイ島、コナ便を運休することを発表しました。

ハワイの翼「ハワイアン航空」

「ハワイアン航空」は1929年にハワイで創業した航空会社で、2008年にアロハ航空が撤退したあとは、ハワイで唯一の航空会社です。

オアフ島にあるダニエルKイノウエ空港をハブ空港にしているハワイアン航空は、現在カウアイ島やマウイ島、ハワイ島などの島々を結ぶインターアイランド路線を運行しています。

また、アメリカ本土とハワイを往復する国内線に加えて、日本やトンガ、タヒチ、シドニー、マニラなどとハワイを結ぶ国際線も運航しています。

日本とハワイを結ぶ便は2010年11月に就航した羽田-ホノルル線が初となり、その後成田や羽田、関西などの国際空港に加え福岡や新千歳といった地方の空港とハワイを結ぶ便も運航してきました。

使われている機体はインターアイランド路線がポーイング782、国際線ではホーイング787やエアバスA330などの中型機が主体。

すべての機体一機一機に名前が付けられ、垂直尾翼には1964年ミスハワイに選ばれた「レイナアラ・アン・テルヤ」さんをモデルにしたマーク、ハワイ語で空の花を意味するプアラニが描かれています。

アラスカ航空との合併手続きが進行中

ハワイ最大の企業であり航空会社でもあるハワイアン航空ですが、2023年12月3日に、アメリカの航空会社アラスカエアグループの傘下にあるアラスカ航空に買収されることが発表されました。

アラスカ航空は365機の機材を持ち、現在世界6カ国に41路線、アメリカ国内では284路線を運行している航空会社です。

現在合併手続きが行われている最中ですが、ハワイアン航空によるとそのブランドは買収後も維持され、運営の拠点も現在のダニエルKイノウエ空港になる方向。

マイレージプログラムもアラスカ航空が加盟する航空連合「ワンワールド」マイレージプログラム特典など、より特典を強化したプログラムが利用できるようになるだろうと発表。

すべてのサービスも維持し、日本の各空港とハワイを結ぶ便を順次再開させて行くと発表していましたが、2023年12月になると突然新千歳~ホノルル線の再開を中止し、無期限運休を発表し、衝撃が走りました。

ホノルル深夜便とハワイ島コナ便が運休に

2024年1月になると、今度は羽田とホノルルを結ぶ深夜便と、羽田とハワイ島コナを結ぶ路線を4月3日から運休すると発表しました。

羽田とホノルルを結ぶ深夜便は現在週4便運航していますが、この便の運休にともない、羽田空港の深夜早朝発着枠の返上も行ったとのこと。

一方、羽田とコナを結ぶ路線は現在週3往復運行されていますが、この路線の運休により、ハワイアン航空の日本路線はホノルル便のみとなります。

ハワイアン航空によると、今回の運休は日本市場の需要回復が予想よりも遅れているために決定されたとのこと。

4月以降、ハワイアン航空の日本路線は羽田線が週12往復と関西線が週7往復のデイリー運行となり、成田線は週6往復、福岡線が週3往復になります。

 

「乗った瞬間からハワイ」がキャッチコピーのハワイアン航空。アラスカ航空による買収や、北海道・千歳便の運休に引き続いて入ってきた今回のホノルル深夜便とコナ便の運休はとても残念ですね。

K@z
著者:K@z
LaniLaniでまとめ記事の執筆を担当しているフリーランス・ライターです。
毎年ハワイに渡るようになって、もう少しで10年目。
これまでの旅の経験や、まとめ記事では書けなかったこと。
ワークショップやカルチャーセンターで習ったウクレレやラウハラ編み、
ハワイアンキルトなどに関することも発信出来ればと考えています。
ハワイの画像のみをアップしているInstagramも更新中。

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