美しいサンセットと星空!マウナ・ケアの絶景をご紹介
キラウエア火山とともにハワイ島を代表する観光スポットマウナ・ケア。
サンセットの絶景と美しい星空を眺めに、マウナ・ケアに登ってみました。
雪の女神が暮らすマウナ・ケア
マウナ・ケアはハワイ島北部にある火山で、最後に噴火したのは今から約4500年前といわれています。
標高は4,205mとハワイ州では最も高く、海底から計ると10,203mにもなり、標高8,848mある世界の最高峰、エベレストよりも高くなります。
ハワイの先住民達にとって、このマウナ・ケアを中心とするハワイ島北部は雪の女神ポリアフが暮らしていると伝えられる神聖な場所。
ハワイで唯一、冬季になると山頂に雪が降り、スノーボードやスキーを楽しめるのも、女神ポリアフの恵みかもしれません。
標高が高いことから空気も澄んでいて、星を眺めるのには絶好の地。
頂上付近には13基もの天文台が設置されており、14基目となる超大型光学赤外線望遠鏡「TMT」の建設への反対運動が起こったことは、日本でも報道されました。
ハワイ島到着日の登頂
マウナ・ケアツアーのガイドさんが、滞在先のワイコロアのホテルにピックアップに来るのは15時頃。
ツアー申し込みのときに準備しておくよう言われていた、防寒着とダウンジャケットを出してホテルの玄関で待っていると、ツアーのワゴンがやってきました。
高山病にならないように途中で「オニヅカ・ビジターセンター」に立ち寄ります。
ここから先は道路が荒れているため、4輪駆動の車しか行くことができません。
もちろんツアーのワゴン車も4WDですが、高度の高さが原因でオーバーヒートしてしまい、ビジターセンターから出発できなくなってしまいました。
しかし、さすがハワイはALOHAに満ちた島。
他のガイドさん達のワゴン車に分譲して山頂に向かいました。
降り注ぐような満天の星
無事山頂にたどり着き、ガイドさんが貸してくれたダウンコートと手袋を身につけましたが、それでもとても寒いです。
日没までは自由時間となりますが、ガイドさんから「散策するのは天文台周辺の駐車場内のみにしてほしい」との注意事項が伝えられました。
天文台が並ぶ隣にはマウナ・ケアの頂上があり、ポリアフの祭壇が祀られています。
やがて雲海に太陽が隠れはじめ、夕日に浮かぶ天文台は感動的で、雲海に落ちるマウナ・ケアの山影や、ブロッケン現象を見ることもできました。
日没後は直ちに山頂から下山しなければいけない決まりがあるので、オニヅカ・ビジターセンターまで下山します。
ワゴン車から降りると星空観測が行われ、降り注ぐような満天の星空を見ることができます。
ガイドさんがレーザーポインターで星や星座を指し示しながら、星や星座にまつわる物語を説明してくれるので、わかりやすくハワイ島の星空が楽しめます。
ハワイ島を訪れたなら、素晴らしいサンセットと星空を楽しむことがおすすめです。
ハワイ州知事が「TMT」の建設を延期することで、ようやく反対運動が収束しマウナ・ケアのサンセットや星空を楽しめるようになりました。
ところが、現在はコロナによってツアーは不催行になってしまっているため、1日も早くマウナ・ケアからの絶景が楽しめるようになるといいですね。
マウナケア山頂/Mauna Kea Summit
- 住所:
- Mauna Kea Access Rd., Hilo
- 電話番号:
- 808-961-2180