ハワイ島・マウナロアが38年ぶりに噴火!マウナロア山にまつわる神話もご紹介
2022年11月27日、ハワイ島にあるマウナロア山が噴火しました。
この噴火はなんと、38年ぶりのこと!
そして噴火は2022年12月13日に活動が停止したという発表がありました。
今回の記事では、世界最大と言われるマウナロア山の噴火と、マウナロア山にまつわる神話のお話をします。
マウナロア火山の山頂で噴火を確認
ハワイ島マウナロア山が38年ぶりに噴火をしました。
ハワイの火山観測所によると、2022年11月27日23:30頃にマウナロア山の山頂カルデラであるモクアウェオ・ウェオで噴火が始まり、2022年12月13日に活動が停止。
今回の噴火は終了したのではないかと言われています。
噴火による溶岩流はマウナロア山頂のカルデラ並び側面の北西の一部に観測されましたが、住民が生活するエリアには影響はありませんでした。
噴火をしていた期間は、マウナロアの久々の噴火を一目見ようという人々がハワイ島に集まり、島内の宿泊施設などは満室に。
世界中の人たちがマウナロア山の噴火に注目していました。
世界最大の火山と言われる理由
マウナロアとはハワイ語でマウナ=山、ロア=長いという意味。
ハワイ火山国立公園内にあり、標高は4,169メートルです。
高さとしては各国の天文台があることでも有名なマウナケアより低いのですが、
マウナロアは体積が世界一大きい山なのです。
マウナロアは1万平方キロメートル以上あるハワイ島の面積の約半分を占める巨大な山。
ハワイ島が創成以来、この大きく重いマウナロア山のために8キロメートルも沈んだと言われています。
世界最大の山と言われるマウナロア。
この山のトレイルはとてもハードで上級者向けと言われています。
マウナロアにまつわる神話
神話の世界でマウナロア山は、火山の女神ペレがマウナケア山とともに創り出されたと言われています。
けれどもマウナケア山もマウナロア山も雪が積もるときがありますね。
火山の女神が創り出したと言われているのにどうして雪が積もるのでしょうか。
これは雪の女神ポリアフと関係があるのです。
マウナケア山も4000年以上昔は炎が燃えあがる火山でした。
実はここで女神ペレとポリアフの戦いがあったのです。
戦いの勝者は雪の女神ポリアフ。
ポリアフはマウナケア山とマウナロア山の北側を自分の支配下にしました。
ポリアフはマウナケア山の炎を消し、そこに暮らしているということです。
そのためマウナケア山には雪が降り積もるようになったのですね。
マウナロアの山頂に雪が降るときは、ポリアフがその場所に手を出しているから、と言われています。
マウナロア山が今回噴火したのは山頂と北側。
これは本来南側を支配している女神ペレが、北側まで来たということですね!
38年ぶりに噴火したマウナロア山。
噴火を起こした女神ペレは、どんな想いがあったのでしょうか。
噴火は落ち着いたということですが、女神たちの戦いはこれからも続くのかもしれません。
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