ハワイを象徴する虹のナンバープレートが終了する!?新規デザインを検討
よく虹が見られることから「レインボウ・ステート」とも呼ばれているハワイ。自動車のナンバーにも、ハワイを象徴する虹のデザインが用いられていますが、このナンバープレートが終了し、新しいデザインのナンバープレートになるようです。
ハワイのナンバープレート事情
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多くの国で公道を走る自動車に取り付けることが義務づけられているナンバープレート。
これは数字や文字の羅列によって車の種別や所有者を表すため、自動車やオートバイなどの所定の位置に取り付けられています。
アメリカでは州ごとにナンバープレートのデザインが決められていて、現在ハワイで使用されているのが、虹をデザインしたナンバープレートです。
ハワイのナンバープレートは、アルファベット3桁、数字3桁となるのが基本で、ハワイ島ではHから、マウイ島ではMから、カウアイ島ではKからという具合。
ただし自分で好きな組み合わせを選ぶこともでき、ハワイ出雲大社所有の車に「IZUMO」のナンバープレートが取り付けられているのは有名な話です。
ハワイで歴代のナンバープレートをまとめた動画がありますので、ぜひご覧ください。
虹をデザインしたナンバープレートが終了する
参照:FINDYOURVOLCANO
ハワイ州のナンバープレートが現在の虹がデザインされたものに変わりすでに30年以上が経過しています。
ハワイではアルファベットの最初の文字が島によって変わるのが基本ですが、オアフ島は州で最も車の台数も多いため、AAA001からスタート。
Aからスタートした虹のナンバープレートも、現在はWで始まるものが発行されていて、残る文字は「X」、「Y」、「Z」の3文字だけ。
最後のアルファベットとなる「Z」のすべての組み合わせが出尽くすまでには、まだ数年時間があるものの、州は虹のデザインに変わる新しいデザインのナンバープレートを採用することを考えはじめているようです。
今までに発行されたさまざまなデザインのナンバープレート
ハワイのナンバープレートが黄色の無地のものから、イラストが描かれたデザインになったのは1975年のことでした。
1976年から1980年まで採用された最初のデザインナンバープレートは、白地にカメハメハ大王とダイヤモンドヘッドが描かれ、左上に赤いハイビスカスが描かれていました。
その後1981年にカメハメハ大王の横顔がデザインされたものになり、1991年に採用されたのが、今の虹のナンバープレートです。
実はハワイの虹のナンバープレートはノーマルなもので、お金を支払って購入できるものも登場しています。
2016年にはマウイ島ハレアカラ山と州の鳥ネネ、シルバーソードという絶滅危惧種の植物が描かれたものと、ハワイ島キラウエア火山、のふたつのデザインのものが承認、販売。
また、2021年にはポリネシア航海協会がデザインするホクレア号を描いたナンバープレートが販売され、収益の多くはポリネシア航海協会に寄付されています。
まだ次のナンバープレートのデザインがどのような物になるのかは決まっておらず、以前のデザインを望む声もあるといいます。たとえばカヌーやサーフィンをデザインしたものや、デューク・カハナモクのようなハワイの偉人を採用するのもオシャレかもしれませんね。