ワイキキのサーフボードラックで火災 放火の疑いもありホノルル警察は現在も捜査中

ワイキキのサーフボードラックで火災 放火の疑いもありホノルル警察は現在も捜査中

10月18日にワイキキで火災がおこきました。

場所はホノルル警察ワイキキ分署裏のサーフボードラック。
放火の疑いもあるという今回の火災の詳細についてお伝えします。

日曜日のお昼にワイキキで火災が発生

ハワイ時間の10月18日(日)の11:15頃、ワイキキで火災が起きました。

場所はホノルル警察ワイキキ分署とモアナサーフライダーホテルの間にあるサーフボードラックの「アロハ・ロッカーズ」。

この火災で消防車や救急車、さらにパトカーなど数台が駆けつけて消火活動に当たりましたが、サイレンが鳴り響き、一時周囲は騒然となりました。

火災による黒い煙はワイキキを包むように広がり、ホノルル地域全体から見えたそう。

周辺では火事による煙と臭いがひどかったと話す声もあったようです。

この火災により近くにある変電施設やモアナ サーフライダー ホテルの外壁が損傷、さらにサーフボードラックにあったサーフボードが焼失する被害が発生しました。

以前にも火災があったサーフボードラック

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今回の大規模な火災の捜査が現在警察と消防署によって行われていますが、このサーフラックがある場所は2020年2月27日にも火災があった場所。

サーフボードラックに保管されていた530枚ほどのサーフボードが全焼しています。

当時の捜査によると焼け跡からガソリンの缶が見つかり、防犯カメラに不審な男性が撮影されていたことから、放火の疑いがあるとして捜査が続けられていましたが犯人逮捕には至っていません。

このときの火災で被害にあったサーフボードラックはきれいに修復され、2020/8/4(火)に再開のセレモニーが行われ、翌日から営業が再開しました。

再オープン直後はあまりサーフボードが置かれていなかったサーフボードラックでしたが、徐々に預けられるサーフボードが増えてきていました。

2020年の火災で大切なサーフボードを失い、さらに今回の10月18日(日)の火災でもサーフボードを消失したサーファーは「トラウマになりそうだ」と肩を落としています。

ホノルル警察が放火犯を逮捕か?

575枚のサーフボードが焼失して約30万ドルの被害が出たほか、市のサーフボードラックへの被害額が約10万ドル。

さらに隣接するモアナ サーフライダー ホテルやワイキキ・ビーチ・ビストロなどの建物への被害が約25万ドルと合わせて65万ドル(日本円で約7,400万円)もの被害を出した10月18日(日)の火災。

ホノルル警察は放火を行ったとされる容疑者の映像があるとしていますが、現時点では公開されていません。

警察は現場付近にいた男を放火容疑で逮捕したもののその男はまもなく釈放され、新たな容疑者として48歳の男性グレン・ヘルトンを第一級放火罪で逮捕しています。

警察は10月9日(土)にワイキキのレワーズ・ストリートにあるごみ箱で発生した火災でゴミ箱に放火している男がヘルトン容疑者と同じ服装をしていることを確認しており、この件についても捜査が行われるとしています。

ホノルルに暮らす市民を不安にさせた今回のサーフボードラック火災。今回逮捕された容疑者は前回火災が起こった2020年にはまだアメリカ本土で暮らしていたという情報もあり、2020年の火災についても引き続き警察が捜査を進めています。

K@z
著者:K@z
LaniLaniでまとめ記事の執筆を担当しているフリーランス・ライターです。
毎年ハワイに渡るようになって、もう少しで10年目。
これまでの旅の経験や、まとめ記事では書けなかったこと。
ワークショップやカルチャーセンターで習ったウクレレやラウハラ編み、
ハワイアンキルトなどに関することも発信出来ればと考えています。
ハワイの画像のみをアップしているInstagramも更新中。

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