ハワイのコーヒーはどこで作られているの?「マウンテンサンダーコーヒープランテーション/Mountain Thunder Coffee Plantation」に密着!
ハワイ島コナの山間部は、コナコーヒーを栽培する農園が数多く集まっている場所。
今回は、コーヒーベルト地帯ともいわれるこのエリアで上質なコナコーヒーを栽培している「マウンテンサンダーコーヒープランテーション/Mountain Thunder Coffee Plantation」をご紹介します。
コナコーヒーの歴史
ハワイは合衆国唯一のコーヒー産地。
その歴史はカメハメハ2世が外遊中に亡くなったことがきっかけです。
カメハメハ2世に同行していたオアフ島のボギ酋長は、カメハメハ2世の遺体とともにハワイへ戻る途中、リオ・デジャネイロへ寄港します。
このときボギ酋長がアラビカ種のコーヒーの木をハワイへ持ち帰り、オアフ島マノアにある自分の農園で栽培したものの、コーヒーの木は枯れてしまいました。
その3年後、宣教師ラグルがボギ酋長の農園に残っていたコーヒーの木をカイルア・コナで観賞用に栽培したのがコナコーヒー始まりの物語です。
カイルア・コナのコーヒー産業は繁栄と衰退を繰り返しましたが、日系人がコーヒー栽培にかかわるようになると、ハワイの代表的な産業として発展しました。
このような歴史が、今でもハワイ島のコーヒー農園に日系ファミリーが多い理由といわれています。
マウンテンサンダーのコーヒー豆に魅せられて
コーヒーと言えば苦い飲み物という印象を持っている方が多いのですが、ハワイで初めて「コナコーヒー」を飲んで、果物のようにフルーティーな酸味に驚かれます。
「酸味の強いコーヒー」と聞いて、「このコーヒー酸っぱいの?」と思う方が時々いますが、コーヒーの酸味というのは豆自体が持っている果物のような爽やかさのこと。
コーヒーを飲んで酸っぱいと思ったら、それは酸味ではなく酸化しているので、飲まないでくださいね。
マウンテンサンダーコーヒープランテーションにも様々な銘柄がありますが、なかでも美味しいと感じたのが、米国農務省(USDA)にもオーガニック製品として認定されている「クラウドフォレストエステート」。
残念ながら現在この銘柄のコーヒーは販売されていませんが、しばらくの間メールオーダーを利用してハワイから取り寄せていました。
ハワイ島旅行で無料農園ツアーに参加できる!
マウンテンサンダーコーヒープランテーション農園では、無料で農園ツアーに参加することができます。
ツアーが始まるまでは、園内にあるショップを見たりコーヒーの飲み比べをしたりして過ごします。
ショップではコーヒー豆の他、素敵なオリジナルグッズも販売され、無料ツアーでは主にコーヒーの加工場を見学できます。
コーヒー豆の選別方法や焙煎所、パッキングなど、スタッフの説明を聞きながら見学できるので、初めての方でも安心してツアーに参加できます。
おいしいコーヒーと共に、なごやかなひとときが過ごせるコーヒー農園なので、ぜひ行ってみてくださいね!
マウンテンサンダー・コーヒープランテーション/Mountain Thunder Coffee Plantation
- 住所:
- 73-1944 Hao St Ste 354 Kailua Kona
- 電話番号:
- 808-325-5566
- 営業時間:
- 9:30~16:30
- 定休日:
- 無休