ハワイで楽しむ空の虹と旗の虹!ホノルル・プライド・パレードは今年も大盛況
アロハ!
ハワイはレインボーステイト(虹の州)と呼ばれるほど虹を見る事ができます。
特に、これからの雨季のシーズンは虹に出会える確率が増えます。
ハワイ大学のスポーツチームの名称にも「レインボー」が使われたり、車のナンバープレートにも虹が描かれたりとハワイの象徴の一つとも言えるでしょう。
ハワイの虹は何色?
ハワイの虹は黄・オレンジ・赤・緑・青・紫の6色です。
ハワイでは、メネフネという小人族が虹を作ったという話があります。
元々ハワイには虹がなくて、雨の後はどんよりとした空が広がっているだけでした。
そこで。メネフネ達で虹(アヌエヌエ)を作ろうということになり、
・バナナの「黄色」
・イリマの花の「オレンジ」
・王様の毛槍(カヒリ)の「赤」
・シダの葉の「緑」
・海から汲んだ「青」
・女王様のシルクドレスの「紫」
の6色を集めてきました。
そして、集めてきた色を矢の先につけ、雨降りのどんよりした空に向かって打ち込んだことで虹が生まれたそうです。
レインボーフラッグはLGBTQの象徴
近年では、虹はLGBTQの象徴でもあります。
LGBTQとはレズ、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、性別が決まってない人(クエスチョニング)のそれぞれの頭文字を取ったもの。
最近では、LGBTQAI・LGBTsなどとの表記もされていて性別の多様化が現れてます。
そして虹の旗レインボーフラッグは、LGBTQの尊厳と多様性を象徴するものです。
レインボーフラッグも6色。
もとは8色だったそうですが偶然にもハワイの虹と同じ色の6色になりました。
カリフォルニア発祥のこの旗は、今や世界的に広がりLGBTQの権利パレードであるプライド・パレードなどでも見られます。
ハワイはLGBTQの割合が高い!
実は、古代からハワイやハワイアンのルーツ、タヒチ、サモアなどでは、男性女性の「間」の人々が存在します。
マーフー(Māhū)と言って文化的に中性・両性であり、性的指向などとは関係なく「間」である人々のことを指します。
それが西洋文化が入ることにより、しっかり性別で分けられるようになりました。
アメリカ国内では、ハワイ州はLGBTQの割合が最も高い州の一つです。
そのため、同性婚の承認やハワイ大学マノア校の無性別トイレ導入、トランスジェンダーの戸籍の性別変更をしやすくするといった取り組みがあります。
また、2020年の施行予定ですが免許証の性別欄が性差にとらわれない第3の性「X」を選択できるようになったりとハワイは寛容な州です。
ホノルル・プライド・パレード
ハワイの10月は「プライド月間」と呼ばれ、LGBTQへの啓蒙活動のイベントが開催されます。
「ホノルル・プライド」のメインイベント「ホノルル・プライド・パレード」には数千人の市民が参加します。
今年は、LGBTQ運動のきっかけとなったニューヨークでの事件「ストーンウォールの反乱」から50年目ということもあってか例年以上に賑わったようです。
10月は雨季直前で、ハワイに行くのに良い時期。
空の虹と旗の虹が楽しめるこの時期のハワイも楽しいですよ!