戦艦ミズーリ記念館/Battleship Missouri Memorial

戦艦ミズーリ記念館/Battleship Missouri Memorial

日本とアメリカの平和のシンボル

1944年に進水式を迎えた戦艦ミズーリは、アメリカ海軍の主戦艦として第二次世界大戦、朝鮮戦争、湾岸戦争に出動し、湾岸戦争の翌1992年に退役を迎えてワシントン州ブレマートンに係留されるまで、世界で最後まで現役で活躍していたバトルシップだ。1998年にハワイの真珠湾に到着し、翌1999年から記念館として一般公開されるようになった。

194592日には東京湾内に停泊していたミズーリのデッキ上でマッカーサー元帥をはじめとする連合軍代表と日本の調印式が行われ、これにより第二次世界大戦が正式に終結するなど、数々の歴史の舞台となってきた。第二次世界大戦中は、沖縄海域で一機の神風特攻機が突入しデッキの上で炎上。遺体で見つかった特攻隊員に艦長が敬意を表し、多くの乗組員が参加して水葬が行われたというエピソードも残る。

 

3つの展示室で戦艦ミズーリが歩んできた歴史を紹介


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ワイキキの北西約15㎞に位置する、真珠湾内のフォード島の岸壁に係留された戦艦ミズーリの大きさは全長270m、高さ62m、全幅33m。艦内には、大きく3つの展示室が設置されている。「クルーズ・ルーム展示室」では、第二次世界大戦から湾岸戦争までに従軍した乗組員たちの記念の品々を展示。「上等兵曹展示室」では、現役当時の艦内設備や生活の様子をほぼ忠実に再現。「朝鮮戦争の展示室」では、アメリカで「忘れられた戦争」と呼ばれた朝鮮戦争が、従軍した乗組員にとっては忘れようもない記憶だったことを思い知らせてくれる。また、第二次世界大戦終結70周年記念の2015年には広島県の「呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)と姉妹館提携を結んでおり、艦内の上級士官食堂では戦艦ヤマトに関する展示も見ることができる。

 

興味深いエピソードが聞ける日本語ツアーと探検家ツアー


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知識豊富なガイドが日本語で艦内の見どころを案内してくれる「日本語スタンダードツアー」は、観覧用パス($27)で参加でき所要約35分。神風特攻機がミズーリに突入した際のガイドブックには載っていない話や第二次世界大戦終結の調印式の様子などを聞くことができる。同じく日本語によるガイドで、一般公開されていない艦内の特別な場所へ案内してくれる「探検家ツアー」(観覧用パス+$25)は所要約90分。ハイライトでは戦艦の大砲を操作した集中防御区画内の射撃管制室などを見学し、神風特攻機のエピソードも満載の予約制のツアーだ。ミズーリのふ頭には見学のあとにひと息つけるフードトラックやシェイブアイススタンド、ギフトショップもあるので、ぜひ足を運んでみては。

 

 

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戦艦ミズーリ記念館/Battleship Missouri Memorial

住所:
63 Cowpens St.,Honolulu
電話番号:
808-455-1600
営業時間:
8:00~16:00
定休日:
11月第4木曜日、12月25日、1月1日
対応カード:
J、V、M、A、D
URL:
https://ussmissouri.org/jp/

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