ハワイでレンタカーを運転中、パトカーに停められたらどうする?

ハワイでレンタカーを運転中、パトカーに停められたらどうする?

旅の行き先がぐーんと増えるレンタカー!
ただし、慣れない海外での運転はいつも以上に注意が必要ですよね。
交通違反をしないように気をつけていても、英語の標識・交通ルールの違いからトラブルは起こりがちです。

ハワイでレンタカーを運転するなら、もしもに備えて、パトカーへの対応も知っておくと役立つことがあるかもしれません。
銃社会であるアメリカの警察は、交通違反の取り締まりも命がけなので、軽率な行動から思わぬ事態になることがあります。

パトカーに停められたら?→車からは降りない!

パトカーが青いランプを点灯させながら、またはサイレンを鳴らしながらあなたの車に近づいてきた時は、すみやかに右側の路肩に停車してください。
ハワイには覆面パトカーが多く、普通の車のように見えても屋根に青いランプがついている車は警察車両です。

そして、ここからが重要なことです。
停車したあと、警察からの指示がない限り、決して車から降りてはいけません。
不用意に車の外に出ると、敵対行為とみなされて、銃を向けられたり拘束されてしまうことがあります!

警察官は、ナンバープレートの情報からあなたの車が不審車でないかどうかを調べたあとにパトカーから降りてくるので、長い時は10分ほど出てこないことがあります。
その間、免許証とパスポート、レジストレーション(車両登録)を準備して、車の中でじっと待機します。

警察官がパトカーから降りてきたら、窓を開け、両手を警察官からよく見えるようハンドルの上に置いて、警察官の指示に従います。
指示がない限り、カバンやダッシュボードに手をかけてはいけません。
同乗者も手を見やすい場所にだして、カバンを触ったりしないようにしてください。
警察官の質問には協力的に対応しましょう。

ハワイ州では入国後1年以内は日本の運転免許証で運転ができます。
しかし、警察官によってはそのことを知らずに無免許運転として処理されることがあり、その場合とても面倒なことになってしまいます。
そんな事態を防ぐための解説書をホノルル日本領事館が発行しているので、プリントアウトして携帯すればもしもの時に役立ちますよ。

日本の運転免許証の解説書(英語版)

違反チケットを切られたら?→罰金を支払う!

違反チケットは違反を犯して警察から直接渡されるケースのほかに、駐車禁止違反の場合はワイパーに挟まれたりもします。
違反チケットを切られた場合は、チケットに記載された期日以内に罰金を支払う必要があります。
異議を申し立てて裁判することもできますが、ここでは罰金を支払う方法を紹介します。

    ~4つの支払い方法~

  • 小切手、またはマネーオーダーを郵送する。
  • 電話でクレジットカード番号を申告する。
  • オンラインでクレジットカード払いする。
  • 裁判所で直接支払う。

限られた時間しかない観光客にとっては、後日オンラインで支払いを済ませるのがポピュラーな方法です。
ただし、英語のサイトを読み解きながら手続きを進めると、自分の違反情報がエラーになるなど、一筋縄にいかないこともあるようです。

違反チケットは支払い用の封筒がセットになっているので、ハワイの郵便局でマネーオーダーをつくり、そのまま郵送してしまうのが手っ取り早い方法です。

マネーオーダーとは銀行の小切手のように現金の代わりになるもので、セブンイレブンなどのコンビニでも簡単に作れます(マネーオーダーを作るときは現金払いで、クレジットカード支払いはできません。)
帰国後に日本の郵便局から国際マネーオーダーをつくり、郵送することもできます。

罰金は支払いが遅れると金額が上乗せされ、さらにそのまま放置するとレンタカー会社が代理で支払い、クレジットカードに高額な請求が送られてくることになります。
できるだけ早めに対処しましょう。

車がレッカーされたら?→警察に電話し、保管場所を聞く!

戻ったら車が無い!
そんなことが起きたら、おもわずパニックになりますよね。
英語でレッカーのことをTOWといい、「TOW AWAY ZONE」とかかれている標識(上記画像参照)が立っている場所に車を停めると、レッカーされてしまうので注意してください。

食事やビーチに行っている間にレッカーされたというのはよく聞く話です。
ハワイでは、パーキングメーターがあるにもかかわらず、特定の時間帯は駐車禁止といった紛らわしい場所もあります。
路上駐車をする場合は、車を離れる前に標識の有無やその内容をしっかりチェックしましょう。

とはいえ、レッカーされてしまったらどうするべきか?
まずは警察(911)に電話します。
アメリカでは、警察から委託されたレッカー会社が車を移動・保管しているので、警察にレッカーされた場所と車のナンバーを報告し、レッカー会社の連絡先を教えてもらいます。

次に、レッカー会社に連絡をし、車が保管してある場所を教えてもらいます。
レッカー会社によっては、バスも通っていないような郊外まで車を取りにいかなければならないこともあります。
自分の車のナンバーがわからないと話にならないので、レンタカーの場合は車を借りる時にナンバーの写真を撮っておくと、万が一のときに役立ちます。

車の保管場所では、レッカーした距離や保管した時間によって料金は違いますが、150〜200ドルほどのレッカー代を現金で支払う必要があります。
さらに、駐車違反の罰金を違反チケットと同じ方法で支払います。

このようにレッカーされてしまうと金銭的に手痛い出費な上、なによりも、この作業によって貴重な時間が奪われるという大きな損失に繋がります。
せっかくのハワイ旅行を台無しにしないために、駐車する時はくれぐれも注意してください!

できるだけ旅先で警察と関わる事態は避けたいものです。
「もしも」がないのが一番ですが、「もしも」のときはこの記事をぜひ参考にしてみてくださいね。



cocoloco
著者:cocoloco
2018年1月よりホノルル在住。
ようやくハワイ暮らしに慣れてきましたが、まだまだ知らないことばかり。
近頃はビーチだけじゃなく、近所のコミュニティガーデンで息子とのら仕事するのがお気に入りの時間。
新参者目線で、日々の発見の中から、読んで楽しくなる情報をお伝えできればと、思ってます。

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