夏休みに読みたい!ハワイを舞台にした小説3選
前回、夏休みに読みたい「ハワイを舞台にした小説」をご紹介しましたが、実はハワイが舞台となった小説はまだまだたくさんの小説があるんです!
暑い夏にはハワイの空気に浸りながら、涼しい室内でゆっくりと読書を楽しみませんか?
今回も引き続き、ハワイを舞台にした小説をご紹介していきます。
「再会のハワイ」松阿彌靖
なんと短編小説とガイドブックが合体した、ちょっと変わった小説「再会のハワイ」。
著者は、フリーの編集者でミュージシャンでもある松阿彌靖(まつあみやすし)さん。
大学時代に結成された「アロハ・クラブ」のメンバーだった男女7人が、仲間の女性の結婚式のため7年ぶりにホノルルに集まったことから、物語はスタート。
再会や秘めていた想いなど、ハワイを舞台にそれぞれを主人公にしたラブストーリーが紡がれていく、15編の連作となっています。
さらに小説に加えて、ハワイを満喫できる人気スポットのガイドも掲載。
さまざまな角度からハワイを楽しむことができる一冊になっています。
「ちなつのハワイ」大島真寿美
子供たちと一緒に読みたい作品が、大島真寿美さんの「ちなつのハワイ」。
主人公は小学5年生のちなつ。
夏休みは毎年田舎のおばあちゃんの家に行くのが恒例でしたが、今年はパパの思い付きでママがずっと行きたいと言っていたハワイに突然行くことに。
でも、なんだか家族はケンカばかり。
そんなとき、目の前に現れたのは、日本にいるはずのおばあちゃん!
おばあちゃんは家族の絆を取り戻す手助けをしてくれるのですが…。
ハワイという場所のあたたかさ、そして家族の大切さを感じさせてくれる小説です。
「Hawaii Love Story」喜多嶋隆
大のハワイ通としても知られている作家・喜多嶋隆さんの小説「Hawaii Love Story」は、ハワイをテーマにしたラブストーリーが集められています。
通り雨や海など、ハワイの温度や臭いまで伝わってくるような、ハワイを知り尽くした喜多嶋さんだからこそ書ける短編集。
エッセイのように、読み終わった後にさわやかな気持ちを感じさせてくれます。
喜多嶋さんは他にも小説「君といたホノルル」や「ブラディマリー」シリーズなど、ハワイを舞台にした作品をたくさん発表しています。
さらに「ハワイは大人の遊び場だ。」は、喜多嶋さんが全面プロデュースを行ったガイドブックも執筆。
前回、今回とご紹介した以外にもハワイを舞台にした小説はまだまだあります。
写真家・作家である吉田玲雄さんのハワイでの体験を綴ったエッセイ「ホノカアボーイ」や、ハワイのカウアイ島を舞台にした村上春樹さんの小説「ハナレイ・ベイ」については、こちらの記事でご紹介しているので、ご覧下さい。
小説を通して体験するハワイは、いかがでしたか?
今年の夏はあなたもハワイを舞台にした小説で、思いっきりハワイを満喫してみてはいかがでしょう。