ハワイの「サムズキッチン/Sam's Kitchen」の店先にあの力士の銅像がお目見え!
かつて日本で土俵を涌かせたハワイ出身の第64代横綱「曙」。
しばらく行き場を失っていた彼の銅像が、ワイキキにあるあの人気プレートランチ店の店先に飾られることになりました。
銅像の主となった相撲レスラー曙
今回話題になった銅像の主「曙」はオアフ島ワイマナロ出身で、本名をチャド・ジョージ・ハヘオ・ローウェンといいます。
中学時代からスポーツが得意でハイスクールではバスケットボールの選手として活躍していました。
大学でもバスケットボールをプレイしていましたが、コーチとの対立もあり大学を中退。
その後、ハワイ出身の力士として活躍した元高見山関、東関親方の目にとまり相撲界入りしました。
1988年に初土俵を踏んだ曙関は1992年に大関に昇進。
1993年、外国出身力士としては初となる第64代横綱になり、ハワイでもとても人気のある力士でした。
行き場を失っていた理由
オアフ島東部にあるワイマナロは曙の出身地。
力士として闘う姿の曙の銅像は、そのワイマナロにあるこぢんまりとした商業施設「ワイマナロ・タウンセンター」内で曙の母親が営んでいたお店「スモウ・コネクション」の前に建立されました。
2016年にこの曙の銅像はワード地区にあった「オハナ・ハレ・マーケットプレイス」のオーナーの手に渡り、商業施設の中に飾られることに。
ところがワード地区の再開発によりオハナ・ハレ・マーケットプレイスは取り壊しが決定し、店内で使用されていたアイテムのほとんどがオークションにかけられることになりました。
台座も含めると高さ約3mにもなる銅像の移転先は曙の母校であるカイザーハイスクールか、ハワイパシフィックユニバーシティーの可能性があるといわれていました。
銅像を落札したのは大人気プレートランチ店のオーナー
オークションにかけられていた横綱曙の銅像でしたが、ようやく落札され移転先が決定したのだそうです。
銅像を落札したのはサム・モナハンさん。
そうです、ワイキキのロイヤルハワイアンアベニュー沿いにある有名プレートランチ店「サムズキッチン」を経営しているサムさんです。
サムさんはハワイを紹介するテレビ番組にも出演していたことのある方で、日本語がとても堪能でとにかく明るいキャラクターの持ち主。
ハワイ産の食材にこだわったプレートランチはどれも美味しく、日本のテレビやガイドブックなどでも度々紹介されている人気店です。
これまではこぢんまりとしたスペースで営業していたサムズキッチンでしたが、お店の規模を拡張して、銅像を設置。
ワイキキにまたひとつ、新しい観光スポットが誕生しました。
なにかと物価の高いワイキキにしては比較的リーズナブルな価格設定で、ワイキキ内のどのホテルからでも比較的アクセスしやすいプレートランチ店サムズキッチン。次回ハワイ旅行の際には曙の銅像の見学を兼ねて食事を楽しみに出かけてはいかがでしょう。
サムズキッチン/Sam’s Kitchen
- 住所:
- 353 Royal Hawaiian Ave, Honolulu
- 電話番号:
- 808-271-0010
- 営業時間:
- 10:00~翌日1:00
- 定休日:
- 無し