ハワイの「テッズベーカリー」のパイやケーキが買えなくなる!?スーパーなどへの卸売りが停止に
写真クレジット:Crazy about Hawaii! by ナビちゃおハワイ
ノースショアにあるパイの名店「テッズベーカリー」。
いままでノースショアまで行かなくても購入できた名物パイが、フードランドやドンキホーテなどのスーパーで購入できなくなりました。今回はこの話題についてお届けします。
ノースショアにあるパイの名店テッズベーカリー
ノースショアのサンセットビーチの近くにある「テッズベーカリー」。
1956年のオープン当時はサンセットビーチストアという食料品店でしたが、お店の一角で創業者の息子テッドがドーナツやコーンブレッドなどを販売したのがテッズベーカリーの始まりです。
シグネチャーメニューの「チョコレートハウピアパイ」がお店を訪れたことのあるローカルやサーファー達の間で話題になり、広く名前が知られるように。
地元紙ホノルルスターアドバタイザーの読者がグルメのお店を選ぶ「ハワイズベスト」の常連店のひとつです。
大人気となったパイは1996年から卸売りがスタートし、ホノルルにあるスーパーなどでも手に入れられるようになりました。
スーパーなどへの卸売りが停止に
2022年5月3日、テッズベーカリーは5月20日(金)以降、卸販売を停止し、ノースショアにある店舗のみで販売することを発表しました。
テッズベーカリーのパイはフードランドやタイムズ、ドンキホーテ、タムラズなどのスーパーマーケツトで26年間にわたって販売されてきました。
テッズベーカリーのお店があるのはオアフ島の北側で、ワイキキからだとちょうど島の反対側。
これまでスーパーへ行けばいつでも購入できた名物パイは、ワイキキから車で1時間ほどかけてお店に行かなければ手に入らなくなってしまいました。
卸売り停止の理由と再開の可能性
テッズベーカリーのオーナー、トレイ・ナカムラ氏は、パイの卸売り販売が停止になったのは、パイやケーキに欠かせないデンプンの調達が困難になったためと発表しています。
デンプンの供給不足は、他の食料供給不足と同じように世界中で起こっていて、労働力の問題と輸送の遅れが原因となっています。
調達可能なデンプンを使ってパイを試作してはみたものの、いままでと同じ味や品質を保つことができず、卸売り停止という結論に至ってしまったとのこと。
テッズベーカリーでは供給不足や流通の遅れが改善し、デンプンを入手できるようになれば卸売り販売を再開したいとしているものの、現時点での再開時期は未定となっています。
以前、輸入雑貨専門店プラザが代理店となり、日本でもテッズベーカリーのパイを販売していたものの撤退。
そして今度はハワイのスーパーからも人気のパイが消えることになりました。
次のハワイ旅行でノースショア訪問を考えている方は、ぜひテッズベーカリーまで足をのばして名物パイを味わってきてくださいね。
テッズベーカリー/Ted’s Bakery
- 住所:
- 59-024 Kamehameha Hwy, Haleiwa
- 電話番号:
- 808-638-8207
- 営業時間:
- 8:00~18:30
- 定休日:
- 無休