ワイキキ初のホテル「モアナ」の歴史と不思議スポットをご紹介!
「ワイキキのファーストレディ」の名で観光客に愛されているホテル「モアナサーフライダー・ウェスティンリゾート&スパ・ワイキキビーチ」。
実は長い歴史をもっていて、ロコからも愛されているホテルのひとつと言われています。
今回はこの白亜のホテルの歴史と、今も見ることができる不思議なスポットについてご紹介します。
ワイキキより古い歴史を持つ唯一無二のホテル
ワイキキが現在のような観光地となる23年も前に現在と同じ場所で開業したモアナホテル。
ワイキキビーチ一帯の土地を持っていたウォルター・ピーコックという人物が、自分の別荘地にリゾートホテルを建設したのがその歴史のスタートです。
「モアナホテル/Moana Hotel」と名付けられたそのホテルは、現在も正面入口がある「ヒストリック・バニヤン・ウィング/Historic Banyan Wing」の建物のみ。
しかし経営がうまくいかず、数々のオーナーの手を渡り、ハワイがアメリカ合衆国の51番目の州になった1959年にシェラトンに買収されました。
シェラトン経営の元で大規模な改修工事が行われ、ヒストリック・バニヤン・ウィングの東側にダイヤモンドウイングが、西側にタワーウィングがそびえる現在の姿になったのです。
1935年から40年の間、中庭からラジオ番組「ハワイコールズ」が放送され、ハワイの中古レコード店などでは番組が収録された当時のレコードを今も見かけることができるようです。
宿泊しなくても見学できるファーストレディの不思議スポット
開業から116年を迎える老舗ホテルの「モアナサーフライダー」は、ホテル内に興味深いスポットがたくさんあります。
今回は、その中から2カ所をご紹介します。
最初にご紹介するのは、タワーウィングのエレベーター前に置かれたライオンの像。
いつからその話がささやかれるようになったのかは定かではありませんが、このライオンの像の鼻を触ると幸運が訪れるだとか。
そしてもう一つは、ヒストリック・バニヤン・ウィングにあるエレベーターで上った6階にある渡り廊下です。
この回廊は、ダイヤモンドウイングとタワーウィングが増築された際に造られたといわれていて、回廊からつながっているテラスに出ると、中庭のバニアンツリーが見渡せます。
この回廊の途中にソファなどが置かれている、写真のようなくつろぎスペースがあるのですが、この写真を見て何か違和感がありませんか?
よく見ると、海の水平線と窓ガラスは平行になっているものの、窓枠の方がゆがんでいます。
これには諸説ありますが、最も有力な説によるとダイヤモンドウイングを増築した際、ひとつの階の高さがそれぞれの建物で少しずつ違っていたため、このようになったといわれています。
この回廊と幸せのライオンがある場所は、宿泊者でなくても訪れることができるので、機会があれば足を運んでみてくださいね。
宿泊者だけが参加できるヒストリカルツアー
モアナサーフライダー・ウェスティンリゾート&スパでは、宿泊者を対象にヒストリカルツアーが開催されています。
開催されるのは月、水、金曜の11時からでガイドはホテルの従業員の方。
説明は英語のみとなっていますが、宿泊客でも普段は入ることができないような場所に入ることもできる、とても貴重なツアーです。
また、2階にはモアナ サーフライダーの歴史が学べるヒストリカル・ルームもあり、こちらは誰でも自由に見学できます。
アメリカ合衆国の歴史的建造物に登録されている、モアナサーフライダー・ウェスティンリゾート&スパは、ワイキキの歴史を見続けてきた建物といえるでしょう。
今度ハワイに出かけたら、ワイキキのファーストレディに滞在してみてはいかがでしょうか。
Moana Surfrider,A Westin Resort & Spa/モアナサーフライダー・ウェスティン リゾート&スパ
- 住所:
- 2365 Kalakuaa Ave.
- 電話番号:
- 808-922-3111または0120-92-5956(日本語予約)
- 営業時間:
- チェックイン15:00、チェックアウト11:00
- 定休日:
- 無休
- URL:
- サイトURL