ハワイアンタイムで生きてみる?のんびりだけどせっかちなロコの時間感覚
「ハワイアンタイムだからね」
というように、バスは時間通りに来なかったり、スーパーのレジは行列なのにスタッフは楽しくおしゃべりをしていたり。
ハワイは、日本とは違って時間にルーズなイメージ。
けれど、ハワイの人たちは、ただルーズなわけではないようです。
今回は私の体験談から考える「ハワイアンタイムとは何か」をご紹介します。
待ち合わせの時刻には来たり来なかったり
ロコの方と待ち合わせをすると、基本的には遅れてくることが多いです。
以前、待ち合わせの約束をして、電話では「20分で行くね」なんて言っていたのに、予定の時間より1時間遅い。
どうしたのか心配になってまた電話をすると「今、ペットにエサをあげてるんだ。20分で行くね」と。
結局約束の2時間後にその友達は登場。
けれども、相手を待たせていたことには触れず。
かわいいペットの話が始まりました。
待っている間は心配だったりイライラしたりしていたのですが、待ち合わせに遅れたという気持ちが無いことに拍子抜けしてしまいました。
別の日、また友人と待ち合わせ。
「40分で行くね」と。
今度は何分で来るのかと少々不安に思っていましたが、その日は30分くらいで到着。
「ずいぶん早いねぇ」というと「だって40分って言ったじゃない。忘れたの?」と。
バスは基本的に遅れる
TheBusを使う方はもうおなじみかも知れませんが、時刻表はほとんどあてになりません。
時刻表通りなのは始発くらい。
始発でも遅れることはよくあること。
時間より前から駅にドライバーは来ているのに、他のドライバーと楽しくおしゃべりしていてなかなか出発しないこともしょっちゅうです。
また、ツアーのバスも遅れる!
ツアーの予約をする際は「時間厳守ですからね!」と厳しく言われるのにもかかわらず、バスは集合時間より遅れることが多い。
アクティビティのバスなら仕方ないかなと思うけれど、帰りの空港まで行くバスとなると心配で仕方ありません。
ひとり旅の最終日、空港まで行くバスが来なくて心配で心配で。
近くにいた別のバス会社の方に聞いてみたら「ここに来るって言ってたんでしょ?じゃあ待ってればいいじゃん」と呑気。
時刻表や約束は、あくまで目安なんですね。
けれど、一体どれくらいの余裕を持てばいいのでしょうか。
仕事は定時ぴったりに退勤
お店のオープン時間はやはり定刻通りではないことも。
しかし、クローズの時間は定刻通り、むしろそれよりも少し早いんじゃないの?というくらい。
クローズ時間が近づくと、スタッフはみんな帰りの支度。
コスメショップで商品の説明をしてくれていたスタッフが、時間に気付いたとたん、「もうクローズするから。買えないよ。」と慌てだす。
あるカフェでは、席について来てくれたスタッフ。
「私が担当だから。あとで注文を聞きに来るね。」
と言ってたのに、そのまま私服に着替えて帰っちゃいました。
そんな接客だとしても、誰も怒っていないし、むしろOKな雰囲気。
日本のようなスタッフとお客の立場は無く、人と人との関わりなんですね。
ハワイの人は自分の時間を大切にしている
さまざまなな体験をして感じたこと。
それは、ハワイの人たちは自分の時間を大切にしているということ。
そしてそれぞれ自分の時間を大切にしているから相手の時間も認めている。
だから相手が遅れても怒ったりしない。
「自分には自分の都合があるのだから、相手にも理由があるのだな」という気持ち。
今日会えなくても、いつか会える。
仕事よりプライベートが大切。
そんな気持ちで毎日過ごしているのかもしれません。
相手に気をつかう日本人には少し理解しにくいかもしれません。
時間にしばられることが当たり前の現代ですが、
たまには自分を大切に、時計から解放されるのもいいかもしれませんね。