【8月10日現在】大ショック!ワイキキ横町に引き続いて白木屋も完全閉店に
日本のラーメン屋さんや定食屋さんなどが並ぶワイキキの飲食店街、ワイキキ横町が閉店してもうすぐ一年。今度はアラモアナにあった白木屋ジャパン・ビレッジ・ウォークが完全閉店になったというショッキングなニュースが届きました。
白木屋が休業から一転 事実上の閉店に
白木屋ジャパン・ビレッジ・ウォーク(以下、白木屋)はアラモアナセンター1階のエヴァウイングにありました。
「伝統的な日本の古都の再現」をコンセプトにした店内には質の高い日本食のお店が50ほど出店し、ロコをはじめハワイ在住の日本人や観光客でいつも賑わっていました。
新型コロナの感染拡大を受けて休業していた白木屋でしたが、2021年1月にアラモアナセンターとのリース契約が打ち切られ、事実上閉店していたことが分かりました。
リース契約打ち切りから法廷闘争に
コロナによって休業を余儀なくされた白木屋は、営業再開に当たって新たなスタイルにするのか、アフターコロナまで休業を続けるのかを模索していました。
一方のアラモアナセンター側は白木屋に営業再開計画および家賃支払計画の提示を求めていたものの、白木屋から具体的な計画が提示されませんでした。
このためアラモアナセンターはリース契約を解除。
また約8億円とも言われる滞納家賃を回収するため白木屋を訴えました。
これに対して白木屋側は2016年のアラモアナセンター改修による移転にかかった費用50億円、加えて今回のリース契約解除によって失った将来見込み収益60億円の合計110億円の損害賠償でアラモアナセンターを訴え返しました。
アラモアナセンターは滞納された家賃に充当させようと、ヴィンテージケーブに保管されている高級ワイン約2160万円相当を差し押さえようとしたものの、会員所有のものであるという理由で裁判所に認められませんでした。
裁判所は白木屋に対して8月15日までにジャパン・ビレッジ・ウォークとヴィンテージケーブ内にあるお酒や資材を持ち出すように命令。
アラモアナセンター側にもこれを邪魔することのないよう命令しました。
昨年閉店したワイキキ横町跡に新たなフードホールがオープン予定
白木屋のように「ジャパン」のコンセプトで人気があったのが、ワイキキ中心ワイキキビジネスプラザの地下で営業していた「ワイキキ横町」でした。
日本の昔ながらの横町の雰囲気が漂う飲食店街の中にはラーメン屋さんやカレー屋さん、定食屋さんなどバラエティに富んだ和食のお店があり、僕も何度か利用したことがあります。
ワイキキのホテルからのアクセスも良く、日本食が食べたいときには重宝するスポットでしたが、新型コロナウィルスの影響により2020年9月2日をもって閉店してしまいました。
現在ワイキキ横町があったこのスペースには新しいコンセプトのフードホールが作られる計画が進められており、2022年夏のオープンを予定しているとのこと。
こちらは今後の展開に注目したいですね。
ワイキキ横町に白木屋、またワイキキビーチウォークにあったサーフショップ、クイックシルバーなどお気に入りのお店が次々と閉店し、ハワイがどんどん変わっていきます。ワクチン接種が順調に進み、コロナ以前のように気軽にハワイに行くことができる日が1日も早く訪れることを願うばかりです。