ホノルルの「ザ・バス」と「ハンディバン」の運賃が7月から値上げに!

ホノルルの「ザ・バス」と「ハンディバン」の運賃が7月から値上げに!

オアフ島ほぼすべてを網羅し、ローカルの足としても観光客の移動手段としても便利に利用することができる公共交通機関「ザ・バス」。その運賃が7月より値上げになります。

オアフ島をめぐるホノルルの公共バス

高速鉄道HARTが開通していないオアフ島で、ローカルたちの足としてよく利用されている公共交通機関が「ザ・バス」です。

現在約4,200以上の停留所があり、路線数は100以上、更に路線番号は1番から500番台まであり、オアフ島内のほとんどのエリアと、主要スポットを網羅している交通網です。

白と黄色を基調にした車体は前乗り先払いとなっており、降車は座席の上部にある紐を引っ張って合図し、前、または後ろのドアから降車します。

バス前部に設けられているラックを使用することで、自転車で移動する乗客にも対応、また全路線で車イスでの乗降に対応しており、利用時には運転手に手伝ってもらうことができます。

大きなスーツケースは基本的に持ち込み禁止、そのため観光客が空港からワイキキへの移動に利用することは少ないようです。

7月から運賃が値上げに

thebus

オアフ島内で運行されているザ・バスの利用料金が2022年7月1日(金)より値上げされることになりました。

前回ザ・バスの運賃が値上げされたのは2018年のことですから、今回の値上げは4年ぶりとなり、2020年度のホノルル料金委員会の値上げ勧告や、燃料価格高騰の影響を受けて実施されるものです。

これにより大人の運賃が現在の片道運賃1回$2.75から$3に、1日の乗り放題運賃は$7.5に、1ヵ月有効のパスは$70から$80に。

また、6~17歳の子どもは$1.25から$1.50に、1日乗り放題運賃は$2.50から$3.75へと値上がりしました。

支払いに関しては、今まで通り現金での支払いを可能としながらも、ホノルル市の運輸サービス局は、電子乗車カード「ホロカード」の利用を推奨しています。

ハンディバンの運賃も値上げ

今回、ザ・バスの運賃値上げと共に、身体障害者の移動手段として活躍しているハンディバンの運賃値上げも発表されました。

ハンディバンの料金が最後に値上げされたのは2001年のことで、それ以来21年ぶり。

今まで1回$2で利用できましたが、$2.25へと運賃が改訂されることになり、身体障害者の方々への負担も増えることになりました。

今回大幅な値上げとなった、ザ・バスとハンディバンですが、運賃改定後も乗客運賃収入はザ・バスを運用していく費用の1/4程度しか賄えていないそう。

近い将来、運賃が更に値上げされる可能性もあるようです。

昨年廃止されたワンデイパスの代わりにSuicaやパスモに似たプリペイドカード「ホロカード」が登場しました。

このカードを利用すれば1日に何度ザ・バスに乗車しても7月以降$7.50以上かからないので、ハワイでザ・バスを利用する機会の多い方は検討されてみてはいかがでしょう。

K@z
著者:K@z
LaniLaniでまとめ記事の執筆を担当しているフリーランス・ライターです。
毎年ハワイに渡るようになって、もう少しで10年目。
これまでの旅の経験や、まとめ記事では書けなかったこと。
ワークショップやカルチャーセンターで習ったウクレレやラウハラ編み、
ハワイアンキルトなどに関することも発信出来ればと考えています。
ハワイの画像のみをアップしているInstagramも更新中。

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