見学必至！ダウンタウンの穴場的観光スポット
様々な観光スポットが集まるダウンタウン。大勢の人が訪れる人気のスポットもありますが、あまりじっくりと見学することのないスポットもあるのでは。そこで今回はダウンタウンにある穴場的観光スポットをご紹介します。
もくじ
アリイオラニハレ・カメハメハ5世司法歴史センター／Ali’iolani Hale~ King Kamehameha V Judiciary History Center
ダウンタウンにあるカメハメハ大王像のすぐ後ろに立つ建物が「アリイオラニハレ」です。この建物はカメハメハ5世が宮殿にしようと建設をはじめ、1874年に完成したもの。しかし完成を前にカメハメハ5世は他界。
カラカウア王の時代に完成したこの建物は国会議事堂などとして使われていましたが、ハワイがアメリカ合衆国に併合された年からハワイ州の最高裁判所として使われるようになりました。
現在２階部分は裁判所として使用され、1階はハワイ州の裁判の歴史などを学ぶことのできるカメハメハ5世司法歴史センターになっています。
入口で空港のようなセキュリティチェックを受ければ観光客でも無料で見学が可能。法律に代わって古代ハワイの社会を支配していた「タブー」や、ハワイ初の陪審員制度の話などハワイの司法の移り変わりがわかりやすく展示されています。
また、建物内にはハワイ王国時代の法廷も再現されており、子ども達による模擬裁判が行われることもあります。
ハワイを舞台にしたアメリカの人気ドラマ「ハワイファイブオー」では「ファイブオー本部」として度々画面に登場するアリイオラニハレ。「ハワイファイブオー」のドラマファンにとってはたまらないロケ地であり、ハワイ州の司法の移り変わりを知ることができる魅力ある観光スポットです。
アリイオラニハレ・カメハメハ5世司法歴史センター／Ali’iolani Hale~ King Kamehameha V Judiciary History Center
- 住所：
- 417 South King Street,Honolulu
- 電話番号：
- 808-247-1895
- 営業時間：
- 8:00～16:30
- 定休日：
- 土・日曜
ミッションハウス・史跡資料館／Hawaiian Mission Houses Histric Site and Archive
カワイアハオ教会の裏手にある「ミッションハウス」は、ハワイで最も古い木造建築物といわれる史跡資料館。ここは1820年ボストンからハワイ島のコナへ渡った宣教師達がカメハメハ2世に布教を許されて移り住んだ住居や作業場などに使われていた建物が3棟あります。
｢フレームハウス｣はカワイアハオ教会の初代牧師も務めたハイラム･ビンガムなどの宣教師達の住居として使われていた建物。宣教師夫妻の寝室や食堂などが復元され、当時の調度品も大切に展示されています。
住居だけでなく貯蔵庫として使われていた建物が｢チェンバーレインハウス｣。ここにはジャッド医師の薬瓶などのコレクションが多数展示されています。
３棟目の｢カ･ハレ･パイ｣は1841年に設置された印刷所跡で、この建物にはハワイ初期の本が印刷された機械のレプリカが展示されています。
普段は施錠されている3棟の建物は、ガイドとともに巡る見学ツアーに参加することで内部の見学も可能。ツアーは11:00から15:00の間行われており1時間ごとに出発。所要時間は1時間ほどなので、ハワイを訪れた宣教師達の生活を覗いてみるのはいかがでしょう。
緑の芝生が美しい敷地内にはギフトショップやカフェもあり、見学後はここでのんびりしても気持ち良いですよ。
ミッションハウス・史跡資料館／Hawaiian Mission Houses Histric Site and Archive
- 住所：
- 553 South king St., Honolulu
- 電話番号：
- 808-447-3910
- 営業時間：
- 10:00～16:00
- 定休日：
- 日・月曜
ハワイ州会議事堂と州知事室／Hawaii State Capitol
ダウンタウンの中心に立つ「ハワイ州政府ビル」は、ハワイの政治の中心である「ハワイ州会議事堂」です。イオラニ宮殿で開催されていたハワイ州議会は1969年にこの建物が完成した後は、この建物にある議事堂で開催されるようになりました。
この建物はハワイを象徴するデザインによって建てられているのも特徴。中央部が吹き抜けになっている建物はハワイの火山を、バルコニー部分を支える高さ18メートルの40本の柱はロイヤルパームツリーを、建物を囲むプールは太平洋をイメージしています。
地下1階地上5階の建物は地下にハワイ州議会の上院と下院の会議場があり、最上階の5階にはハワイ州知事の執務室と副知事の執務室があります。
ハワイの政治を司る場でありながら、ハワイに暮らす人達だけでなく観光客に対しても開放的。誰でも予約なしで議会などを見学することができ、さらに州知事が不在の時には知事執務室と記者会見が行われるプレスルームも見学が可能。ハワイ州の紋章が掲げられている演壇に立って記念写真を撮影することもできます。
毎週火曜から金曜の13時から議事堂内を見学するガイドツアーも催行。参加希望者は12:50までに4階の415号室を訪れてください。先着20名までとなっているので早めに集合してくださいね。
ハワイ州会議事堂と州知事室／Hawaii State Capitol
- 住所：
- 415 S. Beretania St., Honolulu
- 電話番号：
- 808-586-0178
- 営業時間：
- 7:45～16:30
- 定休日：
- 土・日曜
ホノルル警察博物館／Honolulu Police Department’s Museum
パスポートや荷物などの盗難に遭ったときに、ホノルル日本総領事館や旅行保険で被害を申請する際に必要な「盗難届証明書（ポリスレポート）」を発行してくれるのが、ダウンタウンにあるホノルル警察署。
またハワイを舞台にしたアメリカの人気ドラマ「ハワイファイブオー」でもファイブオーの捜査を助ける「ホノルル・ポリス・デパートメント」の本部に当たる警察署です。
この警察署の中に地元ローカルにもあまり知られていない「ホノルル警察の博物館」があります。テニスコート一面ほどの広さがある展示室にはホノルル警察にまつわる様々な資料などが解りやすく綺麗に展示されています。
その内容はホノルル警察の組織やその歴史をはじめ、警察官の装備や備品、さらには銃や武器違法薬物などの押収品までと多岐にわたります。また、ホノルル警察署で使われていた白バイや制服なども展示されているので、小さな子ども連れでも楽しめます。
博物館の見学は無料で予約も必要ありません。
警察署の正面玄関にいる警察官に「ホノルル・ポリス・デパートメント・ミュージアムを見学したい」と伝えれば、担当者を呼んでもらえます。入場時には写真付きIDの提示を求められるので、パスポートや日本の運転免許証などをお忘れなく。
ホノルル警察博物館／Honolulu Police Department’s Museum
- 住所：
- 801 S Beretania St, Honolulu
- 電話番号：
- 808-529-3111
- 営業時間：
- 9:00～15:00
- 定休日：
- 土・日曜
アリイオラニハレやハワイ州政府ビルなど、外から見るだけで済ませてしまう観光スポットや、警察博物館のような穴場スポットがダウンタウンにはまだまだあります。時間を取って足を運んでみれば新しいダウンタウンの魅力が発見できるかもしれませんよ。
