噴煙を上げるキラウエア火山をまた見ることはできる?キラウエアの最新情報をお届け
2018年におこったキラウエア火山の噴火は、日本でも大きなニュースになりました。
噴火が収束し、ハレマウマウ火口やプウオオ火口は静かな状態でしたが、2020年12月にハレマウマウが再び噴火したというニュースが飛び込んできました。
果たして今後、以前のように噴煙を上げるキラウエアを見ることができるのでしょうか?
徹底解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
キラウエア火山の人気スポット「ハレマウマウ火口」と「プウオオ火口」
ハワイ州に2つある世界遺産のひとつで、ハワイ島を代表する観光スポットでもあるハワイ火山国立公園の「キラウエア火山/Kilauea Volcano」。
このキラウエア火山のメインとなるスポットが、キラウエアの頂上にある「キラウエア・カルデラ/Kilauea Caldera」です。
このカルデラには2つの火口があり、南側にあるのが「キラウエア・イキ火口/Kilauea Iki Crater」、西側にあるのが「ハレマウマウ火口/Halemaumau Crater」です。
特に、西側のハレマウマウ火口はハワイ火山国立公園の中心となる観光スポットで、日中には立ち上る噴煙が、夜間は赤く見える火炎が人気でした。
一方、キラウエアの東側にあり、火口のなかの溶岩湖でうごめくマグマの様子が見られるプウオオ火口は、ボルケーノ・ヘリコプターツアーのハイライトともいえるスポットでした。
ハレマウマウもプウオオもしばらくの間活動が静かに
キラウエア・カルデラで活発な火山活動がみられていたハレマウマウ火口から東と西にリフトゾーンと呼ばれる噴火帯があり、リフトゾーンに沿って大小無数の火口が直線状に並んでいます。
ハレマウマウ火口から延びる東リフトゾーンの延長線上に、2018年まで活発に火山活動を起こしていたプウオオ火口があり、さらにその先には、地面からマグマが噴き出したレイラニエステートがあります。
2018年の火山噴火以降、プウオオ火口の火山活動も沈静化しており、ハワイ火山天文台では火口内での噴火活動は終息に向かっているとの見方をしています。
また、東西リフトゾーンの起点で、キラウエア観光の目玉となっていたハレマウマウ火口は爆発的な噴火や地震の影響により直径が2倍、深さも3倍に拡大。
真っ赤な溶岩湖は姿を消し、ハレマウマウを象徴する立ち上る噴煙も、夜間の火炎も見ることができなくなってしまいました。
昨年の暮れにハレマウマウ火口が噴火
ところが、2020年12月20日の21時30分過ぎ、噴煙も夜の火炎も見られなかったハレマウマウ火口で噴火が起きました。
この噴火によってアメリカ地質研究所(USES)は火山警報を発出し、災害対策当局も住民に対し屋内にとどまるように呼びかけたそうです。
このハレマウマウの噴火前に、ハワイ島の東にあるヒロ付近ではマグニチュード4.4の地震が発生したほか、数時間の間に7回の地震が観測されました。
アメリカ地質研究所はその後警戒レベルを火山注意報に引き下げ、今回の地震や噴火による被害者もなく、降灰の恐れも低いと発表したのでまずは一安心。
ハレマウマウ火口が活動を始めたキラウエア火山ですが、2018年の噴火以前のように立ち上る噴煙や夜間の火炎が再び見られるようになるのでしょうか?
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地球が生きていることを実感できるハワイ島。
なかでもハワイ語で「吐く、広がる」という意味を持つキラウエア火山は身近に大地の息吹を感じることができるスポットです。
ハレマウマウの噴火状況が気になりますが、また噴煙を立ち上らせるハレマウマウ火口や、溶岩湖をたたえたプウオオ火口を観光してみたいです。
ハワイ火山国立公園/Hawaii Volcanoes National Park
- 住所:
- Hawaii Volcanoes National Park, HI 96718, United States
- 電話番号:
- 808-985-6000
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