ホクレアをデザインした新ナンバープレートが8月に公開!気になる「ポリネシア航海協会」もご紹介

ホクレアをデザインした新ナンバープレートが8月に公開!気になる「ポリネシア航海協会」もご紹介

参照:@hokuleacrew

ハワイの自動車のナンバープレートといえば、虹が描かれているものが一般的です。
しかしそれ以前のナンバープレートにはカメハメハ大王が描かれ、2017年には火山が描かれたものもありました。

そしてこの度はなんと、ハワイ州に新しいデザインのナンバープレートが誕生することが決定しました。

今回はその気になる新デザインをお届けします。

ホクレアをデザインしたナンバープレートが8月下旬に公開!

2021年5月6日、ハワイのデビッド・イゲ州知事は、かねてから提案されていた新しいデザインのナンバープレート導入案に署名し、ツイッターで発表しました。

今回導入が決まったナンバープレートは、2014年から3年の年月をかけて世界一周旅行に成功したホクレアをデザインしたもの。

ホクレアは古代ポリネシアで航海に使われていた木造航海カヌーのレプリカで、星を目印にした航海方法で世界一周に出航し成功しました。

今回のナンバープレート導入は2020年に「ポリネシア航海協会」が議会に提案していたもので、クアロア湾を出航するホクレアの様子がデザインされています。

ホクレアのナンバープレートを発行する法案は2021年7月1日に発行され、ナンバープレートは8月下旬にもお目見えする予定です。

購入はハワイで車を所有している人が対象となり、価格は$25の予定。

ホクレアがデザインされたナンバープレートの収益はポリネシア航海協会の運営資金として活用されることになります。

新ナンバープレートを提案したポリネシア航海協会とは

ホクレアをデザインしたナンバープレートを提案した「ポリネシア航海協会」とはどのような団体なのでしょう。

ポリネシア航海協会はハワイの伝統航海術の継承と、その技術を使って世界を航海しながら環境の保全や文化の継承を行うことを目的として1973年に設立されたNPO団体です。

設立者はカルフォルニア出身の人類学者ベン・フィニー氏、歴史画家であり郷土研究家のハーブ・カネ氏、ウォーターマンとして知られるトミー・ホームズ氏の3人です。

現在の会長は1980年にスター・ナヴィゲーション航法によって、ホクレアのハワイ~タヒチ間往復航海を成功させたヒーロー「ナイアノ・トンプソン」氏が勤めています。

今回ナンバープレートにデザインされたホクレア

今回ナンバープレートにデザインされたホクレアは、ポリネシア人が大洋を航海してハワイなどの他の島へ渡っていたことを再現するために1975年に建造されたカヌーです。

船名のホクレアはうしかい座の1等星「アークトゥルス」のことで、ポリネシア人達はこの星を目印にハワイへの大航海に出発したといわれています。

1976年にはハワイ~タヒチ間の航海を成功させ、2004年の北西ハワイ諸島往復航海には日本人クルーも参加。

2007年の航海ではハワイを出港しミクロネシアを経て日本まで6,000キロにも及ぶ航海にも成功。さらに2014年から3年間かけて世界一周の大航海にも成功しています。

現在ホクレアはクアロア湾に停泊していますが、2022年より再び大海原に出航する予定です。

次のハワイ旅行に行く頃には、ワイキキなどの町中でホクレアがデザインされたナンバープレートをつけた自動車を見かけることができるかもしれません。ちなみに虹が描かれたこれまでのナンバープレートも引き続き使用されます。

ポリネシア航海協会の公式サイトはこちら!


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K@z
著者:K@z
LaniLaniでまとめ記事の執筆を担当しているフリーランス・ライターです。
毎年ハワイに渡るようになって、もう少しで10年目。
これまでの旅の経験や、まとめ記事では書けなかったこと。
ワークショップやカルチャーセンターで習ったウクレレやラウハラ編み、
ハワイアンキルトなどに関することも発信出来ればと考えています。
ハワイの画像のみをアップしているInstagramも更新中。

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