【徹底解説】ハワイ産ウクレレ4大ブランドのひとつ「カニレア」

【徹底解説】ハワイ産ウクレレ4大ブランドのひとつ「カニレア」

参照:@kanileaukulele

ハワイには数多くのウクレレメーカーがありますが、中でも人気があるのがハワイ産4大ウクレレといわれている、「カマカ」、「コアロハ」、「G-string」と「カニレア」です。

今回はこの中から最も若いウクレレメーカー「カニレア」についてお話しします。

カニレアウクレレとは

ハワイ語で美しい音という意味を持つ「カニレア」は1998年に創業したウクレレメーカーです。

創業者はオアフ島カイルア育ちのジョー・ソーザ&クリスティン夫妻で、すべてのウクレレプレイヤー達に愛されるウクレレを制作することを目標にしています。

ハワイのウクレレメーカーの中でも比較的若いブランドですが、従来の「カマカ」、「カニレア」、「G-string」のハワイ3大ウクレレメーカーとともに、今ではハワイ産ウクレレ4大ブランドのひとつとしてハワイを代表するウクレレのひとつとなりました。

カネオヘにある工場では創業者であるジョー・ソーザを中心にした熟練職人達によって、最高品質のウクレレが生産されています。

カニレアウクレレの特徴

ノミが飛び跳ねるような音という意味のハワイ語から名付けられたウクレレですが、カニレアのウクレレはまさにそれを地でいく音。

ハワイでよく耳にするような、コロコロと飛び跳ねるような音を奏でてくれます。

また他のブランドに比べて箱鳴り(共鳴)も大きく、浅いタッチで弾いても大きな音を奏でてくれますがが、その秘密はボディ全体にやや厚めの材を使用しているからです。

ウクレレはボディ内部に補強と音響効果を高める目的でブレイシングという仕掛けが施されています。

カニレアウクレレはTRU(Total Resonating Ukulele)という特殊なブレイシングシステムを採用。

さらに2019年以降のモデルではさらに進化したTRU-R(より軽量化したブレイシング)を採用し、ウクレレ全体の重量も軽くなりました。

このブレイシングはとてもよく考えられているため、しっかりした造りでありながら表板の震動を極力妨げず、音量豊かで優しい音色を生み出します。

さらにハワイの強烈な紫外線から塗装面を守り、いつまでも美しいボディを維持できるようにハワイ製のウクレレではまだ珍しいUVポリエステルフィニッシュが採用されています。

カネオヘの工場では見学ツアーも開催

素晴らしい音を奏でるカニレアのウクレレですが、カネオヘにある製造工場では見学ツアーが行われています。

ツアーは10名まで参加できる「パブリック・ファクトリー・ツアー」と、個人やグループ単位で参加できる「プライベート・ファクトリー・ツアー」の2種類を開催。

いずれのツアーも所要時間90分でフライス加工や組み立て、仕上げ、最終セットアップなどの様子の見学が可能となっています。

開催日時はいずれも月曜から金曜日の9:30からとなっており、予約方法など詳しくはカニレアの公式サイトからご確認ください。

ハワイを代表するブランドに成長したカニレアウクレレ。ハワイの主要楽器店などで取り扱われています。これは他のメーカーのウクレレにもいえることですが、同じモデルであっても外観や音色は1本1本微妙に違うもの。購入するのならできるだけ数多くの楽器店を回って弾き比べ、最も気に入ったものを選ぶのがお勧めです。

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カニレアウクレレ/Kanile`a `Ukulele

住所:
46-056 Kamehameha Hwy.Suite #290, Kaneohe
電話番号:
808-234-2868
営業時間:
12:00~17:00、土・日曜11:00~17:00
定休日:
無休
URL:
https://www.kanileaukulele.com/
K@z
著者:K@z
LaniLaniでまとめ記事の執筆を担当しているフリーランス・ライターです。
毎年ハワイに渡るようになって、もう少しで10年目。
これまでの旅の経験や、まとめ記事では書けなかったこと。
ワークショップやカルチャーセンターで習ったウクレレやラウハラ編み、
ハワイアンキルトなどに関することも発信出来ればと考えています。
ハワイの画像のみをアップしているInstagramも更新中。

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