ハワイ出身歌手の曲でハワイ気分を盛り上げよう♪グラミー賞受賞歴のあるミュージシャン3選
グラミー賞は、全米レコード芸術科学アカデミーが最も優れたミュージシャンを表彰する、世界で最も権威のある賞。
今回はハワイ出身でこのグラミー賞を受賞したことのあるミュージシャンを3名紹介します。
カラニ・ペア/Kalani Pe’a
2019年2月10日に発表されたグラミー賞で2度目の「リージョナル・ルーツ・アルバム部門」を受賞した「カラニ・ペア」。
愛らしいファッションとともに、その人柄もとても魅力的な彼は、1983年にハワイ州ヒロで生まれ育ち、現在はマウイ島に在住。
2016年に1stアルバム『E Walea(ハワイ語で、さあみんな)』で歌手としてデビューします。
伝統的なメロディーを使った楽曲に加えその歌声も感動的!
美しく澄んだファルセットは、聞く人の心に響く魅力があります。
グラミー賞の「リージョナル・ルーツ・アルバム部門」は、2012年に創設された伝統音楽を対象とした部門。
ハワイ出身のアーティストが受賞することはありませんでしたが、2017年にハワイ出身のカラニ・ペアが初めて受賞しました。
そして今回、2枚目のアルバム『ノ・アネイ(No ‘Ane’i )』で、再び栄冠に輝きました。
グラミー賞を2度受賞した彼の歌声を、ぜひ聴いてみてくださいね。
ブルーノ・マーズ/Bruno Mars
「ブルーノ・マーズ」。
本名は「ピーター・ジーン・ヘルナンデス」ですが、幼少期に人気プロレスラー「ブルーノ・サンマルチノ」に似ていたことから、父親からブルーノと呼ばれていました。
17歳でポップミュージシャンを目指しロサンゼルスに渡ったものの、ヘルナンデスという名前からラテン音楽のミュージシャンとよく間違えられました。
一方では友人達から「火星から来たみたい」といわれていたことから、「ブルーノ・マーズ」と名乗り活動を始めます。
2010年にデビューシングル『Just the Way You Are』を発表。
続けてデビューアルバムの『Doo-Wops & Hooligans』を発表すると世界で大ヒットしました。
伸びのある豊かな声質は爽やかで、オシャレなストリートファッションも話題となり、新たな「King of Pops」として知られるようになります。
2011年の第53回グラミー賞では6部門でノミネートされ、「最優秀男性ポップ・ヴォーカル賞」を受賞。
翌年も2年連続6部門でノミネートという快挙を果たし、一躍ビッグアーティストへと上り詰めました。
『Just the Way You Are』はCMでも流れていたので、聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。
ベット・ミドラー/Bette Midler
「ベット・ミドラー」はホノルル出身の女優で、3度のエミー賞と4度のゴールデングローブ賞、2度のトニー賞を受賞しています。
アメリカのレコード会社創設者が彼女の歌唱力に惚れ込み、レコード・デビューも果たしました。
1stアルバム『THE DIVINE MISS M』が「ビルボード200」で9位を獲得すると、1974年の第16回グラミー賞で最優秀新人賞を獲得します。
ジャニス・ジョプリンをモデルにした映画『ローズ』ではアカデミー賞にノミネートされるばかりか、主題歌『ローズ』で2度目となるグラミー賞の「最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞」に輝きます。
1988年には映画『BEACHES』に主演し、6年ぶりのアルバムとなるサウンドトラックも手がけましたが、収められた『愛は翼にのって(原題:WIND BENEATH MY WINGS)』が大ヒット。
こうして1990年のグラミー賞で「最優秀レコード賞」を獲得します。
伸びやかで力強い歌声は聞く人を彼女の世界に引き込んでしまうパワーがあるだけでなく、女優業とも通じる多彩な表現力は様々な表情を持った歌声を披露してくれます。
紹介したミュージシャンはいずれも素晴らしいパフォーマンスを持ったハワイのアーティスト。
ぜひ一度、彼(彼女)たちの素晴らしい歌声を聞いてみてくださいね。