【悲報】カイムキの老舗店「3660オンザライズ」がその歴史に幕
ワイキキからも比較的近く、美味しいレストランが建ち並ぶローカルな街カイムキ。このカイムキにある老舗レストラン3660オンザライズがその歴史に幕を閉じていたことが分かりました。
「3660オンザライズ」とは?
「3660オンザライズ」はフレンチとハワイアンを融合した「ユーロ・アイランドキュイジーヌ」が楽しめるレストランです。
オアフ島カイムキのメインストリート、ワイアラエアベニュー3660に位置することから名付けられたこちらは1992年にオープンした老舗店。
オーナーはハワイの人気シェフであるラッセル・シウ氏と共同経営者であるガレ・オガワ氏のお二人です。
エグゼクティブシェフでもあるラッセル・シウ氏はフレンチシェフとしてそのキャリアをスタートさせた方。
これまで和食や中華、エスニックなどとフレンチをフュージョンさせた新しい料理を提供し続けてきました。
3660オンザライズのメニューはラッセル氏がこれまで提供したことのない、フレンチとハワイアンをフュージョンさせた新感覚のメニューの数々。
地元産の新鮮な食材を使ったお料理はどれも華やかな盛り付けと味の良さで、ハレアイナや全米規模の権威あるグルメ雑誌のグルメ賞を受賞。
さらにワイン専門誌「ワイン・スペクテーター」主催のレストランアワードにおいて、アワード・オブ・エクセレンスを受賞した歴史を持つレストランです。
30年の歴史に幕
数々の賞を受賞してきた人気レストラン、3660オンザライズが、2022年9月24日に閉店し、30年の歴史に幕を閉じていたことが分かりました。
オーナーシェフであるラッセル・シウ氏はこの閉店の理由について、新型コロナウィルスの流行で問題になっていた深刻な労働力不足によるものと説明。
パンデミック後に営業を再開したものの、必要な人数のウェイターやシェフを確保することができなかったため、営業日を週6日から5日にするなどの努力を重ねてきました。
それでも状況は良くならず、レストランとしての営業が難しくなったことから、営業の継続を断念したと説明しています。
閉店後はラッセル・シウ氏が手掛ける新たなスタイルの飲食店がオープン予定
3660オンザライズは閉店してしまいましたが、シウ氏によるとレストランの跡地に新しいスタイルの飲食店をオープンさせる予定であることも発表されています。
以前ワードセンター1階にあったプレートランチ店「カカアコ・キッチン」を経営していたことで知られているシウ氏。
彼は3660オンザライズがあった建物内でカカアコ・キッチンで提供していたローカルスタイルのメニューや、3660オンザライズのクラシックフードなどを提供するプレートランチ店をオープンさせるのだそう。
この新コンセプトのお店は、2022年11月上旬のオープンを予定しています。
閉店してしまったものの、新しいコンセプトのお店として受け継がれていく3660オンザライズ。とても人気のあったお店ですから、またレストランとして復活してくれることを期待したいですね。