関空発のLCC エアアジアXでリーズナブルにハワイに行こう

関空発のLCC エアアジアXでリーズナブルにハワイに行こう

国内外で話題の格安航空LCC。ハワイへの直行便は関西空港から発着しているエアアジアXとスクートのみです。

しかし2019年5月30日をもってスクートが撤退することが決まりエアアジアXのみとなります。今回はそのエアアジアXについて利用の基本からオススメの情報までをご紹介します。

格安航空エアアジアXとは

エアアジアXは東南アジアを中心に中・長距離路線の国際線を就航しているマレーシアの航空会社で、LCC(ローコストキャリア(Low-Cost Carrier))では初となる関西国際空港~ホノルル直行便を就航させたのもエアアジアXです。

この航空会社の特徴はなんといってもその運賃の安さでしょう。ハワイへの航空チケットの価格は、通常運賃ならFSC(フルサービスキャリア(Full Service Carrier))の約半額ほどと、まさに激安といえる運賃です。

さらにチケットが安くなるセールも年に数回行われ、過去には関空~ホノルル直行便が¥18,010で売り出されたこともありました。セールは直前にメールマガジンで発表され、会員先行予約も行われますので「BIGメンバー」と呼ばれる無料の会員登録をお勧めします。このようにリーズナブルな運賃のエアアジアXですが、預け入れ荷物をはじめ座席指定、機内食や飲み物から、機内で使うブランケットに至るまですべて有料というLCC特有のサービスとなっているので注意が必要です。

一度のフライトでできるだけ大勢の乗客を乗せることから少し座席が狭く、映画などを楽しむモニターやUSBポートも設置されていません。しかし実際に座り心地は悪くはなく、必要最低限の乗り心地は確保しているといえるでしょう。

エアアジアXの予約方法は

一部の旅行会社ではエアアジアXを利用したツアーが販売されています。しかし航空券のみとなると自分でパソコンやスマホから予約専用サイトにアクセスして予約を行わなくてはなりません。しかし、便の選択肢は行きが関西空港を23:25発、12:30にホノルル着の001便、帰りはホノルル16:00発、20:25に関空着の002便という便だけなので、行きと帰りの日付を決めるだけです。

次に運賃タイプを「通常運賃」「バリューパック」「プレミアムフレックス」、ビジネスクラスにあたる「プレミアムフラットベッド」の4種類から選びます。これまでFSCは利用したことがありLCCを初めて利用するなら、専用カウンターでチェックインでき、有料となる20Kgまでの預け入れ荷物や機内食(1食)、さらに座席指定と2回まで便の日時変更ができる「プレミアムフレックス」がおすすめです。

また家族や友達数人での旅行では、友達(家族)と席が離ればなれで、知らない人と隣り合わせになるのはちょっとというのなら必ず座席指定しましょう。

当日の利用方法

搭乗券をあらかじめ発行する必要はありません。ハワイ便はwebチェックインやモバイルチケットを使えないので、預け入れ荷物がなくても空港のカウンターで搭乗3時間前から始まるチェックインのみです。この時パスポートと共にESTAの確認も行いますが、通常運賃やバリューパック・チケットでの搭乗は「通常カウンター」でチェックインとなり、待ち時間が長くなるので早めに空港に到着するようにしましょう。

一方「プレミミアムフラットベッド」や「プレミアムフレックス」のチケットなら特別カウンターでチェックインできるので長時間並ぶ煩わしさがありません。これはLCC利用だけの事ではありませんが、有効なESTAが登録されていないとハワイ(米国)に行くことはおろか飛行機にも乗せてもらえませんので、ESTA取得は絶対に忘れないようにしましょう。

注意しなければならないポイント

チケットの入手から搭乗まで順を追ってポイントを見ていきます。パソコンやスマホでチケットを予約するときには持ち時間があり、どれにしようかとゆっくり考えていると時間切れとなり最初からやり直すことになるので、あらかじめ日時や席種、どのオプションを付けるのか決めておくとスムーズです。

空港への交通にトラブルがあり飛行機に乗り遅れるとチケットを買い直さなくてはならず、結果FSCよりハワイ旅行が高額になるので、絶対に遅れないように余裕を持って空港に向かいましょう。機内で飲食物が販売されているので、セキュリティを通った後に購入した飲食物でも原則持ち込み禁止となっています。また荷物の預け入れですが、搭乗直前に予約していない荷物を預け入れると値段が倍以上の価格になるので、予約追加や荷物の重さをアップグレードしたい時は、遅くとも出発予定時刻の4時間前までには申し出るのをお忘れなく。

関西空港発のハワイ便LCC、エアアジアXを紹介しました。LCCと聞くと搭乗環境が狭いという印象を持っている方は多いと思いますが、実際には8時間ほどのハワイ便でも十分利用できるということが解っていただけたと思います。お住まいの地域によっては利用しづらいこともありますが、前泊や後泊など色々工夫して一度利用してみてはいかがでしょう。